気功6―気功師の質問
気功師の質問は、多岐に亘った。 例えば・・ 以下の様な事である。
① 家族・親族の構成と生死
② 水子の有無
③ 親の戒名
④ 墓参の頻度
⑤ 敷地内の、氏神様の有無と中身
⑥ 自宅を建築時の地鎮祭の有無
⑦ 住まいの敷地と家の位置・方向
⑧ 家の間取りと家具のレイアウト
原因となりそうな要因をここから探して行くのだろう・・ たとえばこの内、⑤・⑦・⑧は「心・魂・霊・環・体」の内の、「環(境)」であろう。
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そして気功師は、自分の経験や介護施設で働いていた体験から、病気に対する心構えを語り始めた。 それを一言に集約するなら、
「何だ、これ位! 負けるもんか!!!」
と思う気持ちが大切らしい。 「心・魂・霊・環・体」の内の、「心」である。 そして、病人に対する家族の接し方についても、妻に諭してくれた。
そんなこんなで、施術後の30分はあっと言う間に過ぎてしまった。 妻が「会費」の額を訊き、支払って帰る算段となった。
所が・・
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実は私が常用している杖は「外(そと)用」なので、玄関に置いてきた。 仕方無しに、私は机の角を持ち、立ち上がろうとした。 長時間座位を続けた後は、バランスが悪い事は経験で知っているので、慎重に立ち上がろうとした。
すると、スッと立てたのである! そして杖が無くても、部屋の出口までふらつかずに歩けたのである!!!
これが気功の効果なのかは、分からない。 しかし、事実は事実である。 室内を杖無しでスタスタと歩ける事にビックリしたのは、私より妻であった。