パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

気功56

 

8月末に気功の施術を受けた。 前回は、(日記にはしなかったが)7月末だったので、1ヶ月ぶりだ。 従来は2ヶ月おきだったが、間隔が短くなったのは、この所の体調の変化を心配しでの事だろう。 そこで、妻の運転で出掛けた。

 

気功師宅に着くと、彼女が玄関で待っていてくれた。 彼女の案内で、玄関に入ると、何か違和感があった。 その違和感の正体は?

 

それは、家の中が、「シーン」としている事である。 いつもなら、「キャンキャン」と言う小型犬の鳴き声がするのであるが・・ 当時は、

 

   「(キャンキャンと、うるさいなぁ)」

 

と思っていたっが、いなければいないで、寂しいものである。

 

さていつもの施術室に入って、改めて挨拶をして、施術用の布団にうつ伏せになった。 すると、早速気功師は、右に回る水晶を右手で持ち左手を私の背中に翳(かざ)した。 その後、私の頭部から臀部の辺りまで、翳した手を動かして行った。 これを50分程やったら、彼女は、私に

 

   「仰向けになれますか?」

 

と訊いて、私にうつ伏せから仰向けになる様、促した。 そして、10分程施術をして終えた。

 

   ―――――――――――――

 

その後、彼女が紅茶とスイスロールを運んできてくれて、それらを頂きながら、5O分程色んな話をした。 例えば私の体調について、

            

   「細胞の活性が落ちている。 (だから)気を目一杯入れておいたからね」

 

   「血圧は、上が134の、下が79ね。 ん、今まで、130台ってあったっけ? (と言いながら、ノートを捲り、)あぁ、130の時があったわねぇ・・」

 

等のコメントをくれた。 さて、夏らしい話題を・・

 

妻が気功師に、普段から疑問に思っていたことを訊いた。

 

   「あのぉ・・ 先生って、いつごろから霊が見える様になったんですか?」

 

これに対して、気功師は直接は答えず、自分の師匠であるK気功師の事を答えた。 きっと、K気功師に私淑していた頃なのだろう。 ただし、

 

   「同じ気功師でも、霊が見える人と見えない人がいるみたいよ。 事実、K先生には見えず、『そうかぁ、君には見えるんかぁ・・』と言っていたわよ!」

 

と言う事らしい。 これに妻がツッコミを入れた。

 

   「じゃあ、センセ、空中に漂っているのが、見えるんですか?」

 

   「勿論、見えるわよ・・ 特に病院とかには、ウヨウヨいるわ!!! そして、取り付く人をさがしているのよ」

 

   「ヘェー・・」

 

   「だから、私は病院には、絶対行かないの・・ 先日もある人から入院中の友人のお見舞いに誘われたけど、とんでもない!!!」

 

と手を横に振りながら、彼女は続けた、

 

   「結局、その人に『お見舞い(金?)』を持ってってもらったわよぉ・・ だって、こう言うことがあったのよ。 ある時、一人で知人のお見舞いに病院に行った帰り! 丁度来たエレベーターに乗ったら、一人だったの・・ そして私は、1階まで降りて帰ろうとしたの。 すると、なぜか、エレベーターは、地下1階まで行ったみたいなのよぉ。 ほら、自分は1階のボタンを押したので、違和感を覚えながらも『(1階の)エレベーター・ホールの裏側に出ちゃったのかなぁ・・』と、エレベーターを降りて、反対側に行こうとしたわ。 そしたら、完璧、道に迷っちゃったみたいね? 

 

先ずは自分の所在を確認しなけれはならない・・と思って、部屋の表示を見たの・・ すると、『霊安室3』、『霊安室4』となってるのよ! ここに至って、私が地下1階に迷い込んでしまった・・と分かったの! そう言えば・・ お線香の香りがする事に、改めて気付いたわ。 

                                        『霊安室3、4』と言う事は、『1、2』がある・・と思って振り返ると、霊が3~4体、こちらに向かって来るのが見えたの・・ まるで、憑依(ひょうい)する相手を探しているみたいなのよ! 私は、驚いて、反対側に逃げて行くと、足が見えたの。 私は、その人に、

 

   『出口は、どちらでしょう?』

 

と訊くと、その人は振り返って私の方を見たの。 すると・・ その人は顔がないのよ! もう、私は

 

   『キャー』

 

と言う声すら出ない程、ビックリして、心臓が止まるかと思ったわ・・ 

 

===(と言うのは私の創作でした。 数行戻って)===

 

   『出口は、どちらでしょう?』

 

と訊くと、その人が教えてくれたの。 その通りに行くと、階段を上った先に、通用口っぽいドアが見えてきたの! 私が建物から出て、ドアを閉めると、もう霊はドアから白昼にまでは追っかけて来なかったわ!!!」

 

と。 そして、彼女は私達に

 

   「貴方達には、(霊が)見えないのよね?」

 

と確認する様に訊いた、 羨ましそうに・・