リハビリ34―ルームランナー
2012年8月中旬、お盆の真っ最中ではあるが、病院に休みはない。 午後3時40分の予約に合わせて、総合病院に到着した。 医師による予診後、早速Y士によるリハビリとなった。
「今日は、お散歩からやりましょう」
と言って、Y士は私を半地下のジムへと導いた。 目的は2つあって、スロープや室内の歩行練習と、ルームランナーの試用である。
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曲がり角では、歩行姿勢が崩れてしまうので、注意を受けた。 そして壁際のトレーニングマシンの所で、Y士は立ち止まり、
「今日は、これをやってみましょう」
と言った。 それは、ルームランナーだった。 ベルトコンベアの上を歩く、アレである。
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Y士は緊急停止法を説明した後、パネルのスイッチを操作し、設定し始めた。 見ていると、設定項目は2つ。 1つは傾斜であり、もう1つは速度だ。 傾斜は+4.5なので僅かに上り坂、速度は最終的には2.5に設定した。 結構、早歩きだ。 歩きながら、
「もっと大股で・・ 足を前に出して・・」
と言われるが、なかなかできない。 疲れてくると足が遅れ気味になり、腕で支える結果となってしまう。 余り納得の行く結果とは、ならなかった。
そこでY士はルームランナーをそこそこに切り上げ、元のリハビリ室に戻った。