パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

整形外科の受診―4(牽引とストレッチ)

リハビリの最後は牽引である。

 

床屋の椅子に似た、大きな椅子に深く掛けると、太腿をベルトで水平に吊り、腰と胸を別のベルとで締め上げた。 この状態で座席が下がると、腰と胸で体重を支え、脊髄が自重で伸びる仕組みだ。

 

このデバイスの事を、スタッフは「プロテック」と呼んでいた。 きっと、商品名なのだろう。 ポスターを見ると「浮腰式腰痛治療機」との説明があった、

 

スタッフが、

 

   「では、行きますよー・・」 (スタッフ)

 

と言ってスイッチを入れ、座席を下げ始めた。

 

別に痛くもないし、寧ろ楽である。 このデバイスは、5分間だ。 5分経つとスタッフがストレッチをするためにやって来た。 太腿を吊っていたベルトを脹脛(ふくらはぎ)に移し、水平となった私の下半身に自分の体重を掛けて、左へ、そして右へと押した。

 

   ――――――――――――――――――――――――

 

以上で診察と治療が終了した。 窓口に呼ばれると、湿布大(腰用)が14枚、小(膝用)も14枚処方されていた。 2週間分である。 そう言えば、M医師が

 

   「2週間したら、診せて下さい」 (M医師)

 

と言っていた。 尚、リハビリ(通院)は2日に1回程度でよいらしい。 以上で、初診と初診時のリハビリは、終了した。

 

   ―――――――――――――――――――――――――

 

早速その晩、風呂上りに腰と膝に湿布を貼った。 翌朝、両方とも痛みが緩和していたが、特に膝の方は全く違和感(=自覚症状)が感じられなかった。 矢張り、処方薬は市販薬とは違う。