パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

買い物時の火花

20117月中旬の某日は会社が休みでもあり、終日ノンビリしていた。 でもそろそろ食糧も乏しくなったので、夕方、妻を近所のスーパーに買い物に誘った。 

 

所が・・

 

妻の口からは、不満や不平しか出てこなかった。 確かに術後は大変だったろう。 でもこちらだって酷暑の中、パーキンソン病(症候群?)による体調不良を押して車を運転し、店内では買い物用のカートを押しているのである。

 

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妻の入院中に、そのスーパーでは売り場のレイアウトが変わっていた。 そのため牛乳を買いそびれたので、妻がレタスを選んでいる間に牛乳をカートに入れて、戻ってきた。 これがいけなかった。 カート係(私)は、買い物中は妻の傍を離れてはいけないそうである。 折角の行為(厚意)が、アダとなってしまったのだ。

 

それでもステーキ肉を買って帰り、早めの夕食に私が焼いた。 

 

先ず、肉は冷蔵庫から出して、室温にしておく。 その両面に岩塩と黒胡椒をミルで挽いてまぶし、馴染ませておく。 フライパンにバターを熱し、肉とオニオンとを入れ、蓋をする。 頃合を見て、一回だけ裏返すのである。 何度も裏返しては、折角の肉汁がこぼれてしまう。

 

そして包丁で肉に切れ目を入れ、内部の焼け具合を見る。 切れ目から肉汁が僅かにしみ出し、「未だ少し、生かなぁ?」と思う頃が(余熱で)ミディアムで、出なければウェルダンだ。 

 

妻はウェルダンが好みなので、少し長めに焼いた。 そうしたら、妻の口に合ったらしい。 夕食以降はゴキゲンだった。 そのゴキゲンの証として、こんな発言があった。

 

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その夜、自分の入院中、子供たちがアテにならない事を今更ながら思い出したのか、妻が私に

 

   「ねぇ、一生私を守ってね?」 (妻)

 

と、殊勝な事を言う。 でも、買い物時の仕打ちの記憶がまだ残っていたので、

 

   「あれ? スーパーで言った事とは、随分違うんだね!」 (私)

 

と言ってやり、一矢を報いた。

 

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但し、「ステーキ肉」と言ってもオージービーフで、3枚で850円の割引品である。 3割引きのシールが貼ってあったので、購入を決心した。

 

所でこの頃、スクリーニングをパスした国産牛の肉から、東京都のサンプリング検査で基準以上の放射能が検出された・・と言うニュースがあった。 でも、我が家には関係ない。 国産牛のステーキを食べられる程の身分でない事が、幸いした。