やはり、パーキンソン病なのか? それとも・・
「1.5から2(つ)の兆候が出ている段階なんですよねぇ・・」(T医師)
と評したからである。 つまり、動作緩慢と軽い姿勢反射障害がある事であろう。 実際、私は手に震顫がない事をT医師に示し、指タップ動作や鼻指運動を再現して見せた。
また、T医師は私の手首や腕、膝の関節の他動的運動も試み、歯車様の筋固縮が(少)ない事を再確認していた。
但し、T医師が私の額をタップした時、目を見開き続けられず反射的に閉じてしまった。 これを、
「少し、(症状が)ありますねぇ・・」(T医師)
と評した。
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その他、臭覚の有無についても問われた。 パーキンソン病では、最初に臭覚を失う患者がいるらしく、その様な人は食事を不味く感じるらしい。 極端なケースでは、栄養不良にさえ陥るらしい。
幸い、私のケースでは臭覚は正常である。 それに受診に同席している妻のいる前で、間違っても
「食事が不味い」
とは、言えない。
また、仮面様顔貌についても質問があった。 妻は従前それを感じていたらしく、昔の写真と比較した事を紹介した。 但し、差は明確ではなかった様である。
では、もし多系統萎縮症だったなら、どんな症状となって現れるのであろう。 その評価基準(症状と重篤度)を、下記に参考文献として挙げた。
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更に妻は、私の羸痩(るいそう)(=痩せる事)傾向についても質問したが、医師は前回の診察後に実施した血液検査の結果をコンピュータのモニターで見ながら、それを否定した。
ではその血液検査の結果は、どうだったのだろう?
参考文献 : http://www.pref.tottori.lg.jp/secure/64811/takeitouisyukusyou.pdf