診察201502―2
そして、いよいよ本題に入った。 今回のS医師の最大の関心事と、思われる。
(3) 処方変更後の症状変化について
⑧ 前回受診時に、塩酸プラミペキソールが1.5mg/日から0.375mg/日になった。
・ メリット : 自覚=体が軽くなった。(正しい姿勢での歩行に必要な「努
力」が減少した。)
他覚=「歩くのが上手になりましたね。」(I理学療法士)
・ デメリット : 特に、感じない。
S医師は、
「そう・・ デメリットは無かったの?」
と呟き、私の正面を向いて右手首と右肘を、続いて左手と左肘を廻した。 そして私に両手を前に出す様促し、私の指先を凝視した。 いずれもパーキンソン病に頻出する歯車様固縮と振戦の観察である。
その他、指鼻運動(小脳の機能)や左右・上下に動かすペン先の注視(PSPのRichardson症候群)、医療用ハンマーでの肘と膝の打鍵(反射)等も試した。 その結果、こう評した。
「(症状が出ているのは)脚だけなのよねぇ・・」
それを聞いた妻が、
「そうなんです、家の中でもこの頃、杖無しで歩いているんです。 前は杖が無くては生きて行けない・・なんて、言ってたんですけどね!」
と言うと、S医師は、
「そうね、この部屋(=診察室)に入って来る時も、以前より上手に歩けていましたし・・」
と言うので、私はつい、
「(杖が必要ないとは言っても)伝い歩きですけど、ネ‥」
と、実情を話した。
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で、処方に関して、S医師は
「今回は、今のままでゆきましょう」
と言った。 そして、延び延びになっていた
「MRIを撮りましょう」
と言う事で、2月中旬のリハビリの日に予約をお願いした。 そして次回を7週間後に決め、その時にMRIの結果を説明してくれると言う。