パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

通所リハビリの見学(1)

 

さて、5月最後の行事は、通所リハビリ(=デイケア)の施設を見学する事である。 インターネットで検索すると、自分の居住している市に5ヶ所、隣接する市に3ヶ所あった。 そこで、近い所を3ヶ所程見繕って電話をかけた。 

 

その内1ヶ所が翌日11時にOKを貰った。 もう1ヶ所は、担当者の都合で、1週間後、最後の1ヶ所は、ケアマネージャーを通じて「見学申込書」を出して欲しい・・と言われ、ペンディングとなった。 

 

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さて今日は、最初の通所リハビリ施設の見学日だ。 車で15分位なので、10時35分頃出掛けた。 行く先は、「H整形外科」だ。 専用駐車場に車を停めて。建物の入り口に入ると、物凄い混雑である。 そこで私は、入り口の椅子に座って待っていると、妻のみが受付に行って、暫くして、職員を伴って戻って来た。 

 

職員は「A」と自己紹介をした。 中々の美人である。 彼女は、診察待ちの患者の間を縫うようにして、エレベーターに我々を誘導し、2階に着いた。 右に折れると、3つの台があり、3人の施術者と3人の患者と、数人の順番待ち患者がいた。 後で知ったのだが、彼らは通所リハビリとは無関係だった。

 

さて、彼らの横にはパーティションで区切られた30畳位の部屋があり、中には、女性職員2名+女性患者3人(中央のテーブルで、何か暇そうに喋っている)+男性患者3人がいた。

 

男性患者の内1人はエルゴメーター(エアロバイク)で、もう1人はウォーカー(ベルトコンベヤー)で、自主トレをやっていて、最後の1人は台の上で理学療法士の施術を受けていた。 部屋の中は、色々な設備が、所狭しと置いてある印象だ。 

 

案内のA職員によると、通所リハビリは、その部屋のみらしい。 更に、通所リハビリは、9時~12時までと9時~4時までの2種類あると言う。 また、理学療法士は常勤でなく、来る曜日が決まっているらしい。 唯、その医院は送迎バスもある様だが、住所を訊かれて答えると、曜日が決まっているらしい。 もしこちらにお世話になる場合は、それらの曜日に関して何らかの「調整」が必要となるであろう・・

 

そして、「お試し」も可能と言う。 つまり、医療保険で、H医師の診察を受ければ可能だと言う。 そして、彼女が、エレベーターに戻る時に言った。

 

   「実は、私の父もパーキンソン病だったの・・」

 

と。 きっとこれは、妻が私の病気を「パーキンソン症候群」と言ったからだろう。

 

さて、院内は、来た時よりも大混雑となっていた。 殆んどは、ご高齢の方々である。 この医院に来た時に私が使った入り口の椅子は、満杯であった。 仕方なく、妻の介助を得ながら、立ったまま靴を履いた。

 

案内をしてくれたA職員との別れ際に、彼女が再度「お試しリハビリ」を薦めた。 これに対して、妻が

 

   「この混雑じゃあねぇ・・」

 

と言ったら、彼女は、

 

   「その時は、私・Aを呼び出して! (早く受診出来る様に)何とか、するから・・」

 

と言うのである。 まぁ、余り良いマナーではないが、マトモに順番を待っていたら、リハビリの時間が終わってしまうだろう・・ それ程の混雑なのである。