パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ400―すくみの改善

 

11月中旬のリハビリ予約日となった。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。 今日も体調良く、すくまずに自分で(空の)車椅子を運べそうだ。 しかし、歩行に何ら病的な様子も見えないのに、衆目の前で車椅子に乗る勇気は無い。 そこでそのまま、エレベーターの前まで行ってしまった。

 

私は少し空いているスペースで車椅子の足置きを広げ、両輪のストッパーを効かせて、座った。 やがて、駐車場に車を置いて来た妻と合流し、エレベーターに乗った。 

 

所で、エレベーターの乗り場には、普通の高さに呼び出しボタンがあるが、その下に車椅子のマークがあり、更にその下に別個に呼び出しボタンが付いている。 まぁ、普通の方のボタンを車椅子に掛けたまま押すのは困難かも知れないが、逆に健常者が下側のボタンを押すのは容易である。 しかも下の(車椅子用)ボタンを押すと、上の(健常者用)ボタンも点灯し、無駄押しを防ぐようになっている。 だったら、わざわざボタンを分けて

設置しなくても良い

 

それなのになぜ、別々のボタンを設けるのか? 

 

これは、長女から聞いた話しであるが、エレベーターの扉が自動的に閉じるまでの時間が変えてあるそうなのである。 (勿論、車椅子用を押した時の方が長い。) まだ、確認した事は無いが、もしそうなら、合目的である。 

 

であれあれば、上記とは逆に、上の(健常者用)ボタンを押しても、下の(車椅子用)ボタンは点かないハズである。 一度、ご自身で確かめられたい。

 

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話しが少し逸れたが、エレベーターを降りた我々は。M医師の予診を受けるために、診察室に向かった。 私は、車椅子から降りて診察室に入り、いつものM医師の予診を受けた。

 

その後、リハビリの予約時刻になっても、I士が現れない・・ 遂に5分が経過し、待合用の椅子には我々だけとなってしまった。

 

また・・である。 私は仕方なく受付に行き、受付嬢に

 

   「あのぉ・・ 私、〇〇と申しますが、20分からIさんの予約を戴いているんですが、まだでしょうか?」

 

と訊いた。 すると、受付嬢はチラッと壁掛け時計を見て、

 

   「今、探して参ります!」

 

と言って、リハビリ室に消えた。 が、1分程で戻り、私に次の様に報告した。

 

   「只今、Iは他の患者のリハビリをやっていますが、もう直ぐ参りますので、もう少々お待ち頂けますでしょうか?」

 

しかも、その態度がカワイイ!?! 床に殆んど膝を着けて、キラキラした瞳で私を真っ直ぐ見据えた笑顔でそう言われると、もう、Yesしか回答の選択肢は無いっ!!!

 

その様子を見ていた妻は、

 

   「凄いんねぇ・・ 決して上から目線で見ないんだね!」

 

と感心していた。 オイオイ、良い所はドンドン真似たら!?!

 

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こうして、少し遅れてI士による施術が始まったが、今回は新技はなかった。 しかし、上体反らしとスクワットを丹念に行い、ジャックナイフストレッチも加えた。 きっと前二者はすくみの予防に、後者はハムストリングスのストレッチに資するものと思われた。