DATスキャン検査
DATスキャン検査とは、大脳基底核にある線条体の「ドパミン・トランスポーター」の存在や分布を調べるSPECT検査であり、パーキンソン症候群の(確定)診断に繁用される。
http://www.nmp.co.jp/member/datscan/index.html
ドパミン神経が脱落すると、神経伝達物質として放出され、役割を終えたドパミンを回収してシナプス小胞へと再取り込みをさせる「ドパミン・トランスポーター」も減少する。 そこでこのトランスポーターに親和性の高い薬剤を(放射性同位元素の)123Iで標識し、その存在や分布をSPECTで調べる。 ・・というのが、その原理である。
http://www.nmp.co.jp/member/datscan/case/case06.html
さて、午前中にリハビリを終えた私は、妻の介助する車椅子で、放射線科の受付に指定時刻である11時15分の約30分前には到着出来た。 そして指定の待合椅子に座って待っていると、検査室の鉄の扉が開いて、男性技師が、
「〇〇さ~ん?」
と呼ぶ声がした。 未だ、25分以上はある。 それでも準備が出来たらしい。 検査室に入ると。そのままの靴で良い・・と言うので、二重扉の内側の黄色い専用スリッパのある黄色い線をそのまま越えた。
案内されて椅子に座ると、看護師が静注の準備を始めた。 すると、男性の技師が、
「お酒は飲まれますか?」
と訊いて来た。 私は勿論、肯定した。 きっと意外な質問に私が怪訝な表情をしていたのだろう、技師は続けた。
「薬の中に、アルコールが入っていますんで・・」
と。 それ以外は、過去2回実施したMIBG検査とほぼ同じだった。
http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/20130422/1366580556
唯一点、前期象を撮らない事を除いて。 つまり、静注3時間後に撮像するのみである。 そこで静注が終わると、青いマジックインクで「13時50分」と大書された予約票を渡されて、3時間の解放となった。 予定より25分早い事になるが、待つ身としては嬉しいものである。
さてその3時間の過ごし方であるが、特に制限は無いと言う。 そこで妻と相談して、外食する事にした。 色々と候補は出たが、折角なので、ステーキハウスに行く事にした。
車で10分程で、ステーキハウスに着いた。 店員の案内で着席し、メニューを見た。 すると通常のランチの他に、ランチタイム限定のステーキがあった。 熟成リブロインステーキ150gに、スープバー、ミニサラダ、お代わり自由のパンかライス、これにドリンクバーが付いて、1480円(税抜き)だと言う。 2人とも、迷わずこれにした。 というのも、通常のランチは800円(同)前後で食べられるのであるが、どれもハンバーグなのである。
こうして、豪華なステーキランチを約3200円(2人分、税込)で食べられ、満足・満足となった。 まぁ、一旦、駐車場を出るので、これに駐車場代が100円余計に掛かったが。
そして病院に戻っても未だ時間が余ったが、パンをお代わりして満腹だったので休憩も兼ねて、指定の待合椅子で待った。 すると、10分程で呼ばれ、SPECT用検査台に登った。 MIBG検査なら胸のスキャンであるが、DATスキャン検査は頭部のスキャンなので、コリメーターが顔の直ぐ近くを通るので、緊迫感がある。 オマケに頭部が固定されているので、切迫感も強い。 私は閉所恐怖症ではないが、もし同症の患者だったら耐えられないであろう・・と思える程である。