パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201412―4

妻は、さがみ湖イルミリオン会場での私の様子について、S医師に次の様に話した。

 

   「センセ、主人は、歩けたんです。 それも上手に! ・・ それは、これでもう、病気が治ってしまうんじゃないかと思われた程なんですぅー。」

 

(オイオイ、『緩徐進行性』の意味を分かっているのかよ!)

 

と、私は思ったが、S医師まで、

 

   「そうねぇ、さっきこの部屋に入って来るのを見たけど、上手に歩けていましたからね。 ぁ、定期的に診させて貰っているので・・」

 

と、評価(同調?)した。 それを聞いて、私は症状の実態を知ってもらうため、私が

 

   「でも、イルミネーションを見た後半は、疲労によりヘトヘトでヨレヨレだったんです」

 

とは説明はしたものの、この話題はそれで終わってしまった。

 

   ――――――――――――――――――――

 

さて、本日最後の課題は、処方である。 S医師がこう切り出して、三人で議論となった。

 

   S:「さて、お薬ですが、どうしましょ?」

 

   私:「センセ、ビ・シフロールの副作用って、有るんでしょうか? ・・円背(えんぱい)とか?」 (と言いながら、少し肩を落として、背中を丸めて見せた。)

 

   S:「・・ ぁ、エンパイね! ・・ じゃぁ、少し減らしてみましょうか? 今は朝・昼・晩の(一日)3錠ですが、これを朝・晩の2回に・・」

 

   私:「ハイ、それでお願いします。」

 

   妻:「センセ、お薬を減らさないで下さい。 主人は薬には詳しいかも知れないけど、信じていないんです。 私は、センセを信じているんです。」

 

   S:「・・ じゃあ、こうしましょう。 一日3錠出しますから、体調をみながら(ご自身で)2錠にしてみては?」

 

という結論となった。

 

   ――――――――――――――――

 

こうして次回の診察を来年2月上旬に決め、12月の、そして2014年の診察が終了した。

 

そして、実際に処方された薬は、「塩酸プラミぺキソール」の0.125mg×3 錠/日 だった。 つまり、これまでの0.5mg×3錠/日 の4分の1だ。 S医師の言とは異なる。 

 

彼女の、本当の意図は、どこにあったのだろうか? まぁ、私の推量は、

 

  1.  この種の薬では、患者による自己調節には、リスクがある。 
  2.  ビ・シフロールの効果の有無(Dose Response)を、知りたい。

 

と言う事ではあるが・・