パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ91―新担当のO士


2013年も3月になると、暖かい日が続く。 今年は2月下旬に寒い日が多かっただけに、この暖かさは、有難い。

 

と思っているのは、家族でも私だけだ。 皆、花粉症で目はショボショボ、鼻はグシュグシュと、困っている。 子供は通学前に、抗アレルギー剤を服用している。 家の中でもクシャミをしては鼻水をすすっているので、近所の大型家電店で空気清浄機を買ってしまった。

 

上旬の今日はリハビリの日、今日から担当がO士に替わる。 その初日から遅刻をしてしまった。 幹線道路が、メチャ混みなのである。 妻の運転中、仕方なく10分間程遅刻の旨を、車内の後部座席から病院に携帯で電話した。

 

   ―――――――――――――――――――――

 

立体駐車場の途中で車から降り、妻と手分けをし、私はリハビリ室に急いだ。 何とか5分遅れでリハビリ室の受付にたどり着いた。 受付で名乗り、担当のO士の名を出すと、そこにいた男性がこちらを向いて、

 

   「私がOですけど」

 

と名乗った。 30前の好青年である。 その場はとりあえず軽く挨拶をして、M医師の予診を受けた。 こうしてリハビリが始まったのは、何だかんだで10分遅れとなってしまった。 初めての遅刻である。

 

   ―――――――――――――――――――――

 

早速空いている台を探して腰掛け、私は疑問をぶつけてみた。

 

   「あのぉ・・ Oさんって、青森のご出身なのですか?」

 

すると、次の様な説明があった。

 

   「えぇ、良く言われんですよねぇ。 でも私は、○○生まれの○○育ちなんですよ。 もしかしたら、おじいちゃんの頃、こっちに出て来たのかも知れませんね?」(○○は関東地方の都市)