リハビリ92―初回はチェックが中心
「人が違うと、(施術の)方法も違うんですよ」
と言う。 それは当然である。 きっと、前任とやり方が違う・・と言う患者がいるのだろう。
O士は、私の体躯を伸ばしながら、
「どうですか、伸びた感じはありますか?」
と訊くのであるが、大体一回目では伸びていない。 きっと柔軟性や可動域を調べているのだろう。 更に、片足立ちでのバランスを調べた。 夫々の片足で、何秒立っていられるかを測定するのである。
私は精一杯頑張った。そして、左右共に一分間位は出来た!!!
と思って、O士が「リハビリテーション総合実施計画書」に書いた記録を見ると・・
「右足20秒、左足20秒」
とあった。 頑張っている時間を長く感じたのは分かるが、3倍も違うとは・・
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そして、自宅でやっている筋トレとストレッチについて、尋ねた。
「家では、どんな事をやっていますか?」
と訊くので、いくつかを実演した。
「分かりました、いずれチャンと見て行きましょう。」
と言い、「リハビリテーション総合実施計画書」に記入し始めた。
「○○さんの目標は、何ですか?」
と言う、アレである。
「ええと・・ 歩行障害の恢復と、ADLの維持ですねぇ・・」
と答えると、計画書に記入し始めた。 そして、大切な事を言い忘れたので、付けくわえた。