診療013―201909(2)
メモは、続いた。
(3) 介護保険関連について
- ① 9月○日、手摺り工事。 (既述)
- ② 9月○日より、N整形外科の「短時間通所リハビリ」に2回/週、通い始めた。
これを見てf医師は、
「どうですか、リハビリは 楽しいですか?」
と訊いた。 これに対して、私は一瞬戸惑ったが、
「ハイッ!」
と答えた。
(4) 血圧の測定結果について (アムロジン2.5mgの処方結果の検証)
- ③ 前 回診察日(8月○○日)~昨日(9月○○日)の起床時及び就寝時の血圧は、次表の通りであった。
起 床 時 |
就 寝 時 |
|||||
有効日数 |
32 |
32 |
32 |
33 |
33 |
33 |
項目 |
脈拍数 |
脈拍数 |
||||
単位 |
MmHg |
mmHg |
pulse/min |
mmHg |
MmHg |
pulse/min |
平均値 |
135 |
86 |
66 |
123 |
82 |
71 |
7.6 |
5.0 |
4.9 |
8.0 |
6.1 |
5.8 |
|
最高値 |
149 |
63 |
81 |
136 |
96 |
71 |
最低値 |
116 |
73 |
58 |
104 |
66 |
61 |
ここで、妻がツッコミを入れた。
「センセ、何かイイ薬はないんでしょうか?」
また前回と同じ事を訊いた。 勿論、答えは、同じで、
「ないんですよ・・」
と答えた。 私は、「(この時だ!)」と思い、
「メマリーなんか、どうなんですか?」
と訊いた。 メマリーは、認知症の薬だ。 つまり、脳を活性化する薬だ。 それを知っている妻は、
「えぇー、それって・・(認知症の薬では?)」
と言いいかけたが、以降の言葉を飲み込んだ。 すると、f医師が、
「NMDA(受容体)」阻害薬ですね? 実は、NMDAを阻害すると、大変な事になっちゃうんです。 じゃあ、なぜメマリーが大丈夫かと言うと、(メマリーには)パーシャルアゴニストとしての作用があるんです」
つまり、アゴニスト(作動薬)なのか、アンタゴニスト(阻害薬)なのか、良く分からない薬・・だと言いたかったのであろう。 また、PSPに対する治験例もなさそうだ。 治験例がない・・と言う事は、保険適用外(100 %自己負担)と言う事でもある。
結局、メマリーは、処方されなかった。 次は、「アセチルコリンエステラーゼ阻害薬」について、訊いてみようかなぁ。 (アリセプト以外の・・)