診療009-201905(2)
f医師は私の方を向いて、私の右腕を持ち、肘の辺りをまさぐった。 そして瘤を探り当てると、
「どこかに、ぶつけたんじゃないの?」
と言った。 私が、キッパリ否定すると、
「水が溜まってるんじゃないかなぁ・・」
と言った。 うん、それなら心当たりがある。 私は右利きであり、また身体が右に傾くので、つい、右腕で支えるので、右肘を突く事が多くなる・・
妻は、それを聞いて、
「センセ、それって、良く膝に水が溜まるのと、同じですか?」
とf医師に訊いた。 すると、f医師は、両手をグーに握り、拳と拳を擦り合わせながら
「膝の場合とは、チョット違うんだけど、ね!」
と答えた。 更に、
「まぁ、ほっといても大丈夫だけど、気になるんなら、整形外科ですねぇ」
と付け加えた。また、次の項目では、
(2) 処方上の希望について
- 上記③から、ノウアリストは有効と考えられる。 ついては、「ノウリアスト 20mg錠」を、「1日1回、朝食後に1回2錠 服用」をご処方戴けないでしょうか?
「(何で、こんな薬が効くんだろう・・)」
と独り言を言いながら、処方してくれれた。 但し、
「この薬は、L-DOPA製剤と一緒に処方しなきゃ、ダメだったんじゃないかなぁ?」
と言い、「処方薬辞典」(?)のノウリアストのページを私に見える様に開き、
「ヤッパリそうだ・・ じゃあ、一緒にドパコールの50mgを出しとくから、これは飲まずに捨てて下さい?」
と確認した。
更に、f医師は、価格についても言及した。
「確かこのノウリアストって高かったんじゃなかったかなぁ・・」
と言いながら、再び「処方薬辞典」(?)を見て、
「へぇー、782.4円/20mg錠もするよ! L-DOPA製剤って、10円位なのにねぇ・・」
と感心してみせた。 まぁ、私個人は、月額5000円と個人負担の上限額が決まっているが・・