烏賊博士と投資話で盛り上がる
さて、7月の下旬にいつもの学園の、いつものラウンジに行った。 勿論、そこに勤務する烏賊博士と会うためである。 しかし、道路が渋滞して遅れそうだったので、その旨をメールしておいた。 そのせいか、私がエレベータを降りてラウンジに向かうと、既に彼が待っていた。
先ずは、ランチである。 この日は、魚肉ソーセージのピタ・サンドイッチとアンパンである。 彼のアンパンに対するこだわりは。ガワをフランスパンの様に作る事らしい。 事実、後者には歯応えがあった。
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で、今回は本題から思わぬ方向に話が展開した。 彼が興味をもっているのは、PD関連疾患患者の脳波である。 そしてその分析のための脳波計は、買った。 そしてその解析のためのワンボードコンピュータ・Raspberry PI3も、揃った。 では、残るソフトウェアであるが、何で記述したら良いのか迷っている様だ。
では、何が使われている例が多いのだろう? 彼が読んだ調査結果では、Pythonだそうだ。 更に同調査によれば、彼の得意とするPascalは、20位らしい。 それを聞いた私は、思わず
「Pythonって、Interpreterじゃない!?!」
と言ってしまった。 と言うのも、Pascalの様なCompilerの方が実行速度が高い・・と思っているからだ。 しかし、ハードウェア、例えばCPUやmemoryの高速化によりその差が縮まったのか、十分な速度が得られるからであろうか?
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では、ソフトウェアの進歩は? これは、いつかも書いたが、AIである。 今、自動運転の(電気)自動車が注目を集めているが、それに搭載されると強力なツールとなるだろう。 そんな未来志向の車を開発している会社として、彼は、「テスラ」を挙げた。 勿論、米国のベンチャー企業である。
彼のテスラに対する評価は、高かった。 そこで私が、
「私、テスラの株、持ってんだぁ・・」
と言うと、彼の眼が一瞬「キラリ」と光った(様な気がした)。 すると、彼から
「いくら?」、「どこで買ったの?」
と矢継ぎ早に、質問が飛んで来た。 彼は投資の利回りについて、こんな実態を紹介した。
「日本は(投資先として)ダメだね! (実質利回りが)0%だった。 それに比べて海外だと、4.2%・・」
「海外 ・・って、カナダ?」
「うん・・」
「メイプル金貨(の購入による蓄財)は、まだやってんの?」
「うん、後はプラチナね!」
彼は、こんな説明をした。 金とプラチナの価格って相補的らしい、 (だからリスク分散として、適している。) また、戦争が始まると、必ずプラチナの価格が上昇すると言う。
だから彼は、退職金の半分を金+プラチナに注ぎ込んだ。 そして残りの一部をカナダを中心とした海外のマーケットに投資しているらしい。
私が豪ドルベースの投資をしていると紹介すると、彼は、
「豪ドルって、面白いと思うよ。 (為替の)上下が大きいから」
と言う事だった。 私は利率が良いので豪ドルを選択したのであるが、色々な観点があるものである。