overGriveとの決別
で、Google DriveのRaspberry PI3用のクライエントである「overGrive」使って、クラウドストレージを構築していた。 しかし、エラーが頻発する様になってしまった。 例えば同じ名前のフォルダーがいくつも作られたり、もっと深い場所にあるハズのフォルダーがマイドライブの直下に来たり・・
まぁ、それだけでは無かった。 それは、試用期間の終了である。 2週間の試用期間が終わると、$4.99 を支払って「アクティベーション・コード」を購入しないと、動かなくなる。 まぁ、$4.99(約600円)が払えない訳ではないし、惜しい訳でもない。 ただ、購入する事が、「アマチュア精神」に反している・・と思えるのである。 オマケに正しく動かないのでは・・
矢張り、ベータ版だからだろうか? 否、私より遥かに力量のある人でさえ出来なかったので、ましてや、私など・・
https://blog.supersonico.info/?p=2278
では、どうしたら良いのか? 無料の接続法をインターネットで、探すしかない。 おっと。その前にTerminalから、コマンドラインでoverGriveを削除しておこう。
sudo apt-get remove overGrive
すると、途中「この操作の後、478KBのディスクスペースが開放されます。 継続しますか?[Y/n]」と訊かれるので、y(+enter)と入力する。 やがてシステムプロンプトが表示され、無事に削除される。
さて、気を取り直して、他の方法でGoogle Driveにアクセスする方法を試した。 キーワードで検索すると、
https://blog.supersonico.info/?p=2278
に、当たった。 もう書いてある通り、真似るしかない・・ そこで、ダウンロード・サイト
から、「Linux ARM64」をrclone-v1.36-linux-arm64.zipとしてダウンロードすると、圧縮フォルダ内にREADME.htmlが現れるので右クリックしてブラウザで表示し、そのLinux版をそのまま踏襲する。 それによれば、インストールを次の4つの段階に分けている。
1)Fetch and unpack
curl -O http://downloads.rclone.org/rclone-current-linux-amd64.zip
unzip rclone-current-linux-amd64.zip
2)Copy binary file
sudo cp rclone /usr/bin/
sudo chown root:root /usr/bin/rclone
sudo chmod 755 /usr/bin/rclone
3)Install manpage
sudo mkdir -p /usr/local/share/man/man1
sudo cp rclone.1 /usr/local/share/man/man1/
sudo mandb
4)Run rclone config to setup. See rclone config docs for more details.
rclone config
すると、次のメッセージが出て、システム・プロンプトに戻った。
「bash: /usr/bin/rclone: cannot execute binary file: 実行形式エラー」
では、rclone の解凍が上手く行かなかったのか? 事実、圧縮ファイルの中、解凍1回目(unzip)、解凍2回目(extract)のファイルサイズを比較すると・・
場 所 |
コマンド |
ファイル・サイズ |
|
圧縮ファイルの中 |
(Properties) |
|
12,971KB |
解凍1回目 |
Unzip |
14.0MB |
14,671KB |
解凍2回目 |
Extract here |
12.7MB |
13,281KB |
圧縮ファイルの中 |
7zM.exe(Windows) |
|
13,281KB |
つまり、上手く解凍されていない可能性もある。 勿論、Extractで解凍したものも、同じ結果だった。 私として出来るのは、ここまでであった。 残念・・
かくなる上は、Google Driveにはブラウザ経由でWeb接続し、マニュアルでバックアップとして使うしかなさそうである。