パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ358―ダブルブッキング

さて2月上旬の今日は、リハビリの予約日である。 I士の都合で、午前11時から・・となっている。 まぁ、午前中は駐車場が混む事が多いので、妻の運転で早めに出掛けた。 それに月初なので、健康保険証の確認や指定難病医療費受給者証の登録がある。

 

私を正面玄関で降ろした妻が駐車場に車を入れ様としたら、まだ40分もある。 いつも20分前に到着するので、時間的に余裕がある。 ・・と思ったら、駐車場に入る車が、脇の道路に、超・長蛇の列・・ 入庫に20分以上を費やしてしまった様だ。

 

急いで正面玄関から建物に入り、「再診 受付機」に診察券を通して、受診案内票を・・ 案内票を・・ 取り出そうとするも、印刷されない!?! 画面を見ると、「予約がありません」と出ている・・ しかし、予約カードには「本日の11時」になっている!!!

 

そこで、近くにいた「病院のボランティア」に訊いたらしい。 するとボランティアは、リハビリの予約をしてくれたが、それは整形外科のリハビリの予約である。 妻が

 

   「あのぉ、整形外科ではなく、脳神経内科管轄のリハビリなんですが・・」

 

と言うと、もうボランティアの手には負えないらしく、職員に廻された。 私が先に着いたリハビリ室の受付で、何か慌てて調べている様子が窺えた。

 

その頃は、既に10時55分になっていた。 まだ予診を受けていないので、遅刻かと思われた。

 

   ――――――――――――――――

 

結論として、I士が出て来て、看て貰える事となった。 但し、2人一緒に看る・・と言う。 つまり、ダブルブッキングになってしまった様である。 まぁ、I士も申し訳なさそうに言うし、我々も折角このためだけに通院したので、素直に了解した。

 

こうして、もう一人の40代の女性と隣の台に寝そべった。 そして、約5分交代で施術した。 例えば、

 

   「じゃあ、これをやっておいて下さいねぇ」

 

と言う具合だ。 それでも、新技を出して来た。 それは、私が両足を揃えて前後に上手くジャンプ出来ないのを見て、

 

   「じゃあ、こんな風に片足ずつやって見て下さい?」

 

と指示した。 それは、片脚を前に出して戻す・・と言うものだった。 続いて左右の脚を交替し、更に右・左・右・左・・と交互に前後するものだ。 そして、その動作を(前後でなく)左右でもやってみよ・・と。 つまり、ある動作が出来ない時は、その予備動作から行う・・と言う事だ。

 

   ―――――――――――――――――

 

こうして40分が過ぎ、定刻となった。 今日は月初なので、「リハビリテーション実施総合計画書」がある。 ここで、「患者の希望」が訊かれる。 私が、

 

   「下半身の筋肉を付けたい」

 

と言うと、I士は、

 

   「既にムキムキじゃあ、ないですか」

 

と言うので、私は次の様に答えた。

 

   「でも、以前はもっと筋肉が付いていた・・」

 

   ―――――――――――――――――

 

さて、会計をしようと受診案内票を見ると、なにやら添え書きがある。 会計が、例月の月初より安いので、きっと「20分間」(=1単位)となっていたのだろう。 まぁ、それなら、納得である。

 

ただ彼は、自分のダブルブッキングが信じられなかったのか、次の様に訊いた。

 

   「予約カードの筆跡は、私のですか?」

 

と。 勿論、それを見せたら、納得した。