パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201506―1

6月下旬は、7週間ぶりの脳神経内科の診察日であり、その後のリハビリの日でもある。

 

さて、総合病院のレイアウトが変わって初めての「診察→リハビリ」である。 そして前者の予約時刻が2:30~3:00、後者のそれが3:40である。

 

そこで先ずは、受診のために病院の正面玄関で私だけ降車し、妻がパーキングに車を停めて戻った。 そして妻は受付機に診察券を通し、玄関にある外来用車椅子を借用して、私を脳神経内科へと、車椅子に乗った私を押していった。

 

待合室は数人の患者がいるのみで、ガラガラだった。 そして、私の受付番号が黄色い背景色に黒文字で表示される頃には、2:50近くになっていた。

 

私が待合用の椅子から立ち上がると、妻が扉を開けて、S医師が患者用の両肘付きのキャスター椅子の座面を私の方に向けてくれている。 私はドア枠に掴まりながら、杖を頼りに入室し、椅子に尻を落とした。

 

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軽く挨拶を交わした後、私はいつものメモをS医師に渡した。 先ずは近況報告だ。

 

(1) 前回受診(2015年5月○日)以降の様子について 

 

① 病気や転倒による怪我等、特筆すべき健康上のエピソードはなかった。    

② 歩行障害・姿勢保持障害が相変わらず、強い。 発声もしにくい。

③ 前回、プラミペキソールが0.250mg/日に減薬されたが、変化の自覚はない。

④ 5月○日で退職し、リハビリテーションと自宅での療養に専念している。

⑤ 6月○日、歯の定期健診で○○市内の歯科医院に掛かった。

 

これを見て、これに対してS医師から③についての自問自答の様な発言があったが、特にコメントも無かった。

 

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さて、次が本日のメインイベントである。

 

(2) 障害年金2級への改定請求について 

 

⑥ 昨年5月に「障害年金3級」の認定を受けた。 しかし、その頃と比較してADLは低下し、そのために退職・自宅療養を余儀なくされた。 そこで、事後重症化による改定請求を申告したい。

⑦ つきましては、先生の視点からの現時点でのご評価(=診断書)を賜れないでしょうか? (事後重症化による改定請求は、65歳の誕生日の前日までに申請しなければならない。)

 

これを読み、S医師は

 

   「もう、更新の時期なのねぇ・・」

 

とつぶやいたので、私は

 

   「ハイ、そうなんです・・」

 

と答えた。