パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ255―ピンチヒッターのM士

5月中旬の今日は、リハビリと診察のある日だ。 そう、その前に銀行に寄って、納税をしておこう! 実は、固定資産税と自動車税の、納付書が郵送されていたのである。

 

銀行経由でいつもの総合病院に行き、私はリハビリ室へ、妻は駐車後、受診手続きのため受付へと別れた。 私が廊下をヨタヨタと歩いていると、見かねた男性職員が寄って来た。

 

   「大丈夫ですか? どちらまで?」

 

名札を見ると、「看護部 科長 ○○××」と書いてある。 結局、リハビリ受付まで付き添ってくれた。 傍から見ると、私の歩き方は「介助を必要とするレベル」なのだろうか?

 

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さて、彼の介助を受けながら、リハビリ室に着き、M医師の予診を受けて長椅子に座っていると、予約10分前にM士が声を掛けてきた。 そう、担当のI士は結婚の特別休暇中である。

 

M士は小柄であるが、浅黒い、精悍なスポーツマン・・と言う印象である。 M士は、

 

   「○○さーん・・ 今日はIがお休みなので、私が担当させて戴きます」

 

と言い、私を台に案内し、足のマッサージから施術を始めた。

 

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では、彼の施術の中から、今までやった事のないものを紹介しよう。

 

先は、上半身のひねりと伸びである。 私が横向きに寝そべった状態・例えば左側を下に横臥したまま、右手で彼の手にタッチするものである。 しかし、彼の手の位置が変わるので、結構上半身のストレッチになる。

 

また寝そべって膝を立て、尻を挙げるのは普通であるが、両手を組んで真上に伸ばすのである。 その変形として、片脚を膝同士が同じ高さになる様に伸ばす。 この状態で尻を挙げるのだ。

 

続いて、足の屈伸をこなした。

 

同じく台上で仰向けになり片脚のみ、膝を深く折り、胸に寄せる。 そして、ユックリと左右の脚を交代する。 上手にやるコツは、折り曲げから戻って来る脚を、ユックリと置く事と、左右の脚の同期である。 即ち伸ばす脚をドスンと置いてはならないし、膝を早く折ってもならない。

 

最後に、道具を用いたトレーニングを行った。 一つは立位で両膝間にソフトなゴムボールを置いてのスクワット、もう一つは空気の入ったゴムのクッションを台の上に置き、その上に座っての上半身のストレッチである。

 

そして、今日のリハビリの終了を告げた。 時計をみると、ピタリ10分前である。

 

シッカリしている・・