パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ251―すくみ足対策

2015年4月下旬のリハビリ日である。 この所、調子が良くない。 原因は、精神的ストレスと思っている。 それでも妻の運転で、総合病院に行った。

 

で、M医師の予診時に体調を訊かれた時、

 

    「突進歩行が、強く・・」

 

と答えたが、構音障害のためM医師には通じない。 

 

    「えっ?」

 

と耳を近付けてくれたが、結果は同じである。 すると、妻が「通訳」してくれた。 言語機能の障がいの程度に、

 

    「3.日常会話が家族は理解できるが、他人は理解できない・。」

 

レベルである。

 

   ――――――――――――――――――――――

 

定刻、I士によるリハビリが始まったが、冒頭、私に体調を尋ねたので、足がすくむ旨答えた。

 

さて、手足や関節のマッサージとストレッチ後、四つん這いになった。 そして、対角線の手足を水平まで挙げ、左右を入れ替える練習をした。 その次に、左右を早く入れ替える練習をした。 余り間隔が短いと、手足を十分伸ばす余裕が無い。 が、それでも良いらしい。

 

続いて、左右に寝転がる練習をした。 これも高速で寝返る所に、ポイントがあるらしい。

 

一連の練習後、ミニ休憩を取った。 この時、I士がこんな説明をした。

 

    「すくむと言うのは、神経学的な問題ですが、この様に高速で切り替える練習によって・・」

 

つまり、リハビリの目標をキチンと立てた上で、その「Scope and Limitation」をチャンと理解し、毎回のリハビリの内容を組み立てているのだ。

 

リハビリの奥の深さ、そしてI士の熱意と知識の広さに感心し、5拍手である。