パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ99―辻褄は合う


私の歩行は、上半身(肩や腰)の回旋運動が足りないそうなのである。 つまり「棒歩き」になっているらしい。 そこでNUSTEPで上半身の回転のクセを付ければ、歩行が改善される・・と言う理論らしい。 しかし、長年のクセがたった数分程度の訓練で治るとも思われない。

 

そこでO士は、前回効果のあったゴムのタスキを再び私の背に掛け、再び歩く様に指示した。

 

   「どうですか? こちらの方が歩きやすいでしょうか?」

 

と尋ねるので、正直にその旨を答えた。 NUSTEPは、不発だった様だ。

 

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その後、台でマッサージを施しながら、O士は私に大の字にねそべって深呼吸をする様に促した。

 

   「これだけでも、胸郭の運動になるんですよ」

 

と教えてくれた。 私が相槌を打つと、

 

   「すると、私達は失業しちゃうんです」

 

と冗談を言った。

 

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私達は元のリハビリ室に戻り、杖を使った背伸びなどの訓練を行った。 これも円背(えんぱい)(=猫背)の矯正と予防が目的と言う。

 

そうこうしている間に、終了時刻が近づいてきた。 するとO士は受付に行き、予定表を持って来た。 次次回の予約のためである。 そこで、中旬の午後にお願いした。

 

こうして本日のリハビリが終了した。 妻と私はO士に礼を述べて席を立とうとしたら、まだ予約時間内である!?! 確かに予約時刻より早く始まったので感激し、チョピリ得した気分になったが、結局辻褄は合うのであった。