パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

整形外科の受診―10(続)(リハビリ1)

そして、今度は言語リハビリに入った。

 

手を大きく振り、足を高く挙げてユックリ歩くと、結構な運動量となったので、休憩の意味も有るのかも知れない。

 

   ―――――――――――――――――――――――――――

 

言語リハビリは、準備運動からである。 H士の真似をして、口の筋肉を動かした。 例えば、「アーーー」、「オーーー」と口を開閉したり、頬を膨らませたり萎ませたり・・

 

そして、先ずは基本発音である。 周囲に声が漏れない様にカーテンで仕切り、

 

   「アーーー、イーーー、ウーーー、エーーー、オーーー、アーーー、オーーー」

 

   「カーーー、キーーー、クーーー、ケーーー、コーーー、カーーー、コーーー」

 

   「サーーー、シーーー ・・」

 

と順次発音して行く。 姿勢よく、大きな声を求められる。

 

その次は、早口言葉だ。

 

   「隣の客は、よく柿食う客だ」、「東京都特許許可局」

 

などを、ユックリと喋るのが課題だ。 例えば、

 

   「トォーーーナァーーーリィーーーノォーーー ・・」

 

と言う具合である。 その後は50音を「アーーー、イーーー、ウーーー・・」と、再度繰り返した。

 

言語療法は脳卒中の後遺症のリハビリとして確立している。 恐らく、上記のリハビリが標準的なのだろう。

 

   ―――――――――――――――――――――――――

 

所が、段々と声が出難くなって来るのである。 どうやら疲労の為らしい。 そこで本日のリハビリは、終了となった。 

 

H士やスタッフに礼を言い、受付に戻って時計を見ると、時は1115であった。 今回は初回でもあり、問診に時間が掛かったのであろう、40分間となった。

 

そして会計で1700円を支払い、帰社したのであった。