パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

整形外科の受診―9(リハビリ1)

201110月上旬、今日はリハビリのデビュー日であると言うのに、朝から鬱陶しい雨である。 10:30の予約時刻に間に合うために、会社を10:10に車で出たら、10:20にはM整形外科クリニックに到着した。 受付に診察券と予約表を提出すると、受付嬢は番号札を私に渡さずに、所定の箱に入れて

 

   「リハビリ室の前で、お待ち下さい」 (受付嬢)

 

と、笑顔で案内してくれた。 予約なので番号札を持つ必要はないが、受付患者数を知るために、番号札を進めておくのだろう。

 

リハビリ室の前で待っていると、男性の声で

 

   「○○さん、リハビリ室にお入り下さい」 (男性の声)

 

とよばれた。 当のH理学療法士(以下、H士と言う)の声である。

 

   ―――――――――――――――――――――――――――

 

本日のリハビリは、改めての自己紹介と問診から始まった。 問診は病歴、症状、処方薬、日常の動作(食事や入浴)、勤務状況や職種など、基本的なものである。 そして、基本動作のチェックにかかった。

 

ベッドの上に仰向けに寝て起き上がる動作、ベッドに腰掛けた状態から立ち上がる動作(ベッドを徐々に低くして行く)、上肢・下肢の基本動作、そしてバランスチェック等である。 バランスチェックとは、ベッドの上で四つん這いになり、右手と左足・左手と右足を水平に伸ばして定位する事である。 (下記URLを表示して、左下にある水色の「開始」ボタンを押すと、アニメーションが始まります。)

 

http://www.parkinson-italia.info/e_gym_jap/jap16.php

 

次にH士は私に、治療の希望をきいた。 私は?歩行訓練と、?言語リハビリを希望した。 書字困難や小字症のリハビリはパスした。 その理由として、パソコンを使う事が殆どで、文字を書く機会が少ないからである・・旨をH士に伝えた。

 

   ――――――――――――――――――――――――――――

 

歩行訓練は、教科書通りだ。 手を大きく振って膝を挙げ、自分で号令を

 

「1,2,1,2・・」 (私)

 

と掛けながら、ユックリと進むのである。 これは、突進歩行の防止に効果がありそうだ。 そして直進だけでなく、右折・左折・Uターンなども順次織り込まれて行った。 公共の場(道路等)を歩く時は、心の中で号令を唱える事も、教わった。

 

その後少し広い場所を確保して、ラジオ体操の一部や首の運動を行った。 脹脛(ふくらはぎ)のストレッチでは、踵を床に付ける様に促された。