パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

2012-01-01から1年間の記事一覧

リハビリ56―エアロバイク

本日のプログラムの最後は、エアロバイクを使った訓練である。 http://img.pics.livedoor.com/011/9/9/9910de13b28e6987e9ee-1024.jpg リハビリ室内にはエアロバイクが何台かあり、患者が使っているのを時々見かけた。 Y士は私をその一台に案内し、無負荷の…

リハビリ55―マッサージで、股間がモッコリと・・

今日の訓練は、背筋を伸ばす事が中心だ。 例えば、Y士は長さ80cmほどの棒の両端を両手で握り、真上に挙げた。 そしてゆっくりと棒を背中に下げて行った。 棒はY士の肩甲骨の中央付近まで下がった。 棒を受けた私は、同じ事をやって見た。 所が、棒が下がら…

リハビリ54―「今日は、大変残念なお知らせがあります」

2012年10月中旬の某日、19回目のリハビリの日となった。 予約は午後3時40分である。 会社を早目に引け、妻に会社まで車で迎えに来てもらい、妻の運転で総合病院に向かった。 否、向かうハズだった。 所が、約束の時刻になっても妻の車が来ない・・ このまま…

園芸作業

10月上旬には、三連休がある、 気温も下がり蚊も出なくなるので、園芸作業の好期だ。 日曜日に芝刈りをしたので、月曜日の作業は剪定と整枝が中心だ。 これには充電式のヘッジトリマーが活躍した。 花期の過ぎた草花を、地上数cmの所で刈ったり、徒長枝を詰…

歯科検診(2)

午後4時の少し前に到着したら、待合室に患者が3人いた。 チャンと患者がいたので、チョッピリ安堵した。 保険証と診察券を受付に出し、待合室で備え付けの漫画本を読みながら順番を待っていると、30分程経ち、待合室は私だけとなった。 (それなら予約の時、…

歯科検診(1)

同じく2012年の10月上旬、携帯電話から歯科医院に予約を取った。 これまでは、半年毎に検診を受けてきた。 診察券の裏の受診記録を見ると、去年の12月が最後だった。 その後の骨折もあり、延び延びとなってしまったのだ。 ――――――――――――――――――――― 意を決して…

リハビリ53―オーダー票

いくつか復習のストレッチを重ねながら、Y士は私に尋ねた。 「家でも、ストレッチをやっていますか?」 「ええ・・」 「道理で。 先週より動きが良くなっていますよ」 と、評価してくれた。 自分では効果は分からなかったので、チョッピリ嬉しくなった。 ―――…

リハビリ52―「私も昨日から腰痛に・・」

2012年の10月となった。 上旬の今日は、18回目のリハビリの日である。 と同時に「リハビリテーション総合実施計画書」を作成する日でもある。 予約時刻である15:00の15分前に到着し、医師の予診を受けて待っていると、5分遅れで理学療法士である担当のY士…

MRI検査(2)

所が、この患者に付き添っている娘が、絶望的な発言をしたのであった。 「あのぉ・・ (患者が)トイレに行って来ていいですか?」 (オイオイ、検査の順番が来るまでに20分はあったぜ! その間に、トイレを済ませておけよー) と、思ってしまった。 それで…

MRI検査(1)

別のスタッフがY士のそばに来て、小声で伝言をした。 これに対し、Y士は 「20分遅れで良ければこの後やるし、ダメなら予約を取り直して・・」 そ指示した。 今回、前の患者が来なかったので、20分早く私のリハビリが始まったが、どうやら、その患者が遅れて…

リハビリ51―難易度が、更に上がる

次は四つん這いでの片手・片脚上げである。 そこで、台の上で四つん這いになったが、修正を受けた。 腕と太腿が台の面に垂直になる必要がある・・と言うのだ。 その通りにやってみると、かなり窮屈だ。 このままの姿勢で右腕を水平に伸ばし、左脚も水平に伸…

リハビリ50―ハムストリングのストレッチ

予約時刻より20分早いが、早速リハビリ開始となった。 所が、台が満杯で、マッサージをする場所がないのだ。 仕方ないので半階下のジムに空いている台を見つけた。 Y士は仰向けの私の片膝を胸まで屈曲しながら、訊いた。 「このストレッチとか、(自宅でも)…

リハビリ49―今日は、MRIも

2012年9月下旬の某日、17回目のリハビリの日であるが、今日はその後にMRI撮影が予定されている。 と言うより、先にMRIの予約が16:00に取れたので、リハビリを15:00に予約したのだった。 しかし、予定が順調に進み、14:30頃には総合病院に到着した。 仕方がな…

リハビリ48―柱に掴まって・・

今回の新しい技は、柱を使うものだ。 柱と言っても、幅は80cm近くはあるだろうか? Y士は私を柱に案内し、背を柱に付ける様に指示した。 そして、踵・尻・背(肩)・頭後部の全てを壁に付けるのだ。 確かに、背筋がピンと伸びる。 この状態で片脚を、太腿が…

リハビリ47―ポールの上で膝を開く

2012年の9月中旬、16回目のリハビリである。 曜日の関係で、中旬に2回のリハビリとなった。 今回も朝一番の9:20からの予約だったが、失敗だった。 道路が混んでいて、焦ってしまった。 定刻には間に合ったが、予診に4人も並んでいたのである。 それでも何と…

リハビリ46―ルームランナー、再び

次はルームランナーである。 これは一度やった事があるが、前回は上手くこなせなかった。 今回の設定は傾斜が+4、速度が1.4〜1.8である。 表示単位を見ると、前者が%、後者がmiles/hrだ。 これが、度とkm/hrなら分かり易い。 それでいて走行距離の単位は…

リハビリ45―レッグプレスとボール

Y士は負荷を50kgに設定し、そのフワフワしたボールを、私の両膝の間に挟み込んだ。 そして、50kgを持ち上げた所で、こう言ったのである。 「両膝で、ボールを押して下さい」 と。 そう言いながらY氏は、私の大腿筋の緊張度を調べ、要請した。 「もっと力を入…

リハビリ44―朝一番で・・

2012年の9月中旬、15回目のリハビリである。 仕事の都合でこの所、午後3:40の予約の事が多かったが、今回は、9:20からである。 夕方の予約では仕事で疲れているので、朝一番を希望した。 会社には予め、出勤が遅れる旨の連絡を入れておいた。 定刻15分前に、…

診察201209―5

こうして本日の診察を終えた。 妻と私はI医師に挨拶をして、退室した。 待合室で予約票や処方箋ができるのを待っていると、隣に見覚えのある車椅子の男性がいる事に気付いた。 年の頃は50前だろうか、体格のシッカリした印象である。 奥様に付き添われていた…

診察201209―4

更にメモを下へと読み進んだI医師は、 「ん?」 と、固まった。 そこには、私がこれから入ろうとしている保険の事が書いてあったからだ。 ―――――――――――――――――――――――― 保険に入るには、告知が必要だ。 最も大切なのは、疾病名である。 私は告知の用紙を見せて…

診察201209―3

そして、次のメモを読み、I医師は 「良かったわ! 紹介した甲斐があったわ!」 と明るい表情を見せた。 それはリハビリの効果についての自己評価である。 ? 週1回で、継続中。? 症状に特化したプログラムを、実施 ― ストレッチ、筋トレ、歩行練習等。 訓練(…

診察201209―2

続いて、ベッドの横たわる様に指示したので、私は靴を脱いで診察台に仰向けになった。 実は、診察台に寝るのは、初めてである。 I医師は私に足を屈曲する様、指示した。 私は片足ずつ持ち上げ、膝を胸に寄せた。 するとI医師は自らの手で私の膝を押さえ、負…

診察201209―1

リハビリが終了すると、続いて脳神経内科の受診である。 脳神経内科の受付でリハビリが終わった旨を告げ、待合室で待っていると、10分程で診察に直接呼ばれた。 今回は、中待ち無しである。 所が、入り口の扉のところで足がすくみ、室内に入るのに躊躇(ため…

リハビリ43―「いつまで続けるんですか?」

今回は9月最初のリハビリである。 つまり「リハビリテーション総合実施計画書」の作成日だ。 Y士の 「○○さんの(リハビリの)目標は、何ですか?」 と言う質問に、 「ADLの維持です」 と答えたら、それ以上のツッコミはなかった。 所が、計画書にサインを求…

リハビリ42―踵上げの宿題

この様に、ある作業(訓練)の目的が後日つながった例を、もう一つ挙げよう。 それは、踵上げである。 ――――――――――――――――――― 続いて台から降り、靴を履いて歩行訓練を行った。 これまで習った点に留意して歩いた積もりであるが、Y士は私にこんな指示をした。 …

リハビリ41―ボール(中型)

Y士はフワフワのボールを持ってきた。 これまではバレーボール程度の小型のものと、バランスボール用の大型のものを使ったことがあるが、これは直径50cm程の中型である。 Y士は私に台の上で仰向けに寝る様に促し、私の両下肢を持ち上げて、その下にボールを…

リハビリ40―14回目

2012年9月となった。 日中は暑くとも木陰や朝晩の空気はひんやりとする、一年中で私の一番好きな季節である。 そんな9月の上旬、8週間ぶりの診察日がやって来た。 ただし今日は、診察に先立ってリハビリもある。 リハビリの予約が15:00-15:40、診察予約が15:…

リハビリ39―筋トレとストレッチ

Y士は起立した私の正面で丸椅子に座り、Y士の肩を掴む様に指示した。 「ハイ、そのまま爪先を上げてください」 と言った。 一瞬、踵の間違いかと思った。 でも違った。 しかし、爪先って上がらないものである。 目一杯上げようとすると尻が出てしまい、注意…

リハビリ38―扉

Y氏は、これまでのマッサージやトレーニンングを組み合わせながら、私に尋ねた。 「どんな事が苦手なんですか?」 「狭い所を通る時です。 ドアとか・・」 と私が答えたら、Y士は少し考えて、私を作業療法室内を通って、パーティションで区切られた部屋に案…

リハビリ37―研修生

8月下旬の某日、8月最後のリハビリの日がやってきた。 実は前週、担当のY士が夏季休暇だったので、リハビリも2週間ぶりである。 その間、症状は進行し、ADLが低下してきていた。 予診の医師にもその事を告げ、憎悪した症状(すくみ足、脂汗、眼瞼下垂など)…