パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ373―やっぱり・・

 

今日は5月上旬、GWも終って、世の中が動き出した感がある。 そんな日は、いつもリハビリに通っている総合病院(の一般外来)も混んでいる。 私は総合病院の正面玄関で車から降ろして貰い、前回の教訓もあったので最寄りの椅子で妻を待った。

 

やがて、車を駐車場に置いて再来機で受付を済ませた妻と合流した。 そして妻のサポートを得て、手摺りに掴まりながら廊下を進んだ。 しかし扉の所には手摺りが無く、足がすくんでしまった。 その様子を見た妻は、

 

   「車椅子を持ってくるね・・」

 

と言い残して消えた。 暫くして「外来用車椅子」を持って来た妻は、それを器用に廻し、私の後ろ側に付けた。

 

勿論、車椅子はスイスイと進んだ。 やっぱり、自力歩行は難しくなって来ているのだろうか・・

 

   ――――――――――――――――――

 

エレベータを降りた所で、私も車椅子を降り、リハビリ室の待合椅子に座った。 私が落ち着いた頃を見計らって、妻が予診を勧めた。 いつものM医師の予診を受け、再び待合椅子に座っていると、担当のI士が声を掛けて来て、本日のリハビリが始まった。

 

I士は空いている台を探して、私に腰掛ける様、指示した。 ここまでの歩容を観て、嘗ての歩容の良かった頃と比較していたのだろう、彼は先ず、片足立ちを試させた。 その結果を、

 

   「イイですねぇ・・」

 

と評価してくれた。 途中の歩容が悪かった事には、言及しないのである。 まぁ、困っているのは本人なので、言われなくても分かっているし、(一般論として、どこかが)悪いからこそ施術を受けに来ているのである。 まぁ、そんな患者心理を慮(おもんばか)っているのかも知れない。

 

   ――――――――――――――――――

 

しかし、自分に責任が無い所は、指摘があった。 例えば、足の浮腫みの指摘があった。 そのため、また振動板(PowerPlate)を用いたトレーニングを行った。 

 

そして次回の予約を、5月中旬のDATスキャンと同じ日の、検査直前に取っている事を確認した。

 

診察201705―3

 

で、DATスキャン検査の日程と次回診察日が決まり、後は会計と処方薬を受けるのみとなった・・と思われた。 しかし、現実には色々あった。

 

先ず、検査日の予定である。 当日は検査直後にリハビリの予定が入っている。 その事を知った看護師が、

 

   「検査後、直ぐにリハビリをやっても大丈夫か先生に訊いて来たら、大丈夫ですって」

 

と教えてくれた。 色々な事象への懸念や対応を考えているものだ・・と感心した。

 

続いて、看護師が持参した書類によると、放射性医薬品を静注3時間後に測定するが、測定に30分くらい掛かる・・と言う。 すると、リハビリの時間と重なってしまう・・ これは妻がリハビリを検査前に実施する様予約を取り直し、解決した。

 

   ――――――――――――――――――

 

もう一つの問題は、次回診察の予約日だ。 と言うのは、折角F医師が

 

   「次(の診察日)は、5~6週間後にしましょう」

 

と言ってくれたのに、当方の都合(後述)で今まで通り7週間後になってしまった。 すると、妻が看護師に、5週間後の5月末に変更出来ないか、看護師に訊いていた。 すると、看護師はF医師に訊いてくれて

 

   「同じ時間に(予約が)取れたわよ!」

 

と、新しい予約のスリップを渡してくれた。 またこれにより、5月の2回目の診察・処方が無料となる効果も生じる。 と言うのは、「指定難病医療費受給者証」を持っているので、月額医療費の上限が設定されているからである。

 

   ――――――――――――――――――

 

さて本日最後のドタバタは、薬局で起こった。 いつも通り妻が薬局に処方箋を出して処方薬を待っていると、薬剤師が、センノサイド

 

   「(もし飲み残しが余っているなら)処方の必要がないのでは?」

 

と訊いて来たらしい。 勿論、メモの「 3 処方について   」にて、「センノサイドは余っているので不要です」と記し、処方の希望欄には「0 錠」と書いて置いた。 それなのに、なぜ?

 

その事を妻に言うと、

 

   「書いただけじゃあ、ダメなのよ! チャンと口で言わなきゃ!!!」

 

と言う事であった。

 

では、実際の処方は? 恐らく薬剤師がF医師に電話で確認したのだろう、センノサイドは処方されていなかった。 その事実を知って、妻が

 

   「(F)先生、きっと『またアイツらか・・』と思っているよ!」

 

と自虐的にニヤッとした。

 

 

診察201705―2

さて、残る課題は、リハビリの事である。 と言うのも、前回の3月中旬の診察時に延長をお願いしてあったからである。

 

(4) リハビリテーションについて 

 

  • 4月1日~9月30日のリハビリテーション(以下、「リハビリ」)期間を指示するオーダー票を有難うございます。 引き続き毎週1回、貴院リハビリテーション科にて理学療法士による施術を受けています。
  • 今後は、どの様にしたら宜しいでしょうか。
  •  (イ) 現在の健康保険でのリハビリを継続可。
  •  (ロ) 例えば「脳血管障害による健康保険でのリハビリは、最長180日間」の様に、健康保険では期間が限られているので、10月からは健康保険でなく介護保険のリハビリに切り替えるべき。
  • 私は、可能であれば、(イ)でお願いしたいと思っています。 その理由は、以下の通りです。
  •  (ハ)  過去、I医師は半年×2で、S医師は半年×2+1年で、オーダー票を発行していた。
  •  (ニ)  実際、年を超えて貴院のリハビリを受けている(顔見知りの)患者もいる。
  •  (ホ)  介護保険にもリハビリはあるけれど、絶対にこっち(=健康保険)の方がイイですって! レベルも違うし・・」(貴院リハビリテーション科のI理学療法士

 

これを見て、F医師は

 

   「段々と、厚生労働省は、リハビリ継続の条件を絞ってきているんです」

 

と言う旨の発言をした。 それはあたかも、言外に10月以降の継続(=オーダー票の更新)は難しい(出来ない)と言ってる風に聞こえた。

 

しかし、最終的には、

 

   「訊いてみますねぇ」

 

と言った。

 

   ――――――――――――――――――

 

いよいよこれで今回の診察は終わりか・・と思ったら、F医師は

 

   「DATスキャンをやってみましょう?」

 

と提案した。 私は、DATスキャンはパーキンソン病の確定診断の目的で用いるのだとばっかり思っていたので、きっとキョトンとしていたのだろう、F医師は

 

   「 ・・ ドパミン・トランスポーターを調べるため(の検査)です・・」

 

と説明した。

 

   「ええと、この病院ではできるのかなぁ・・」

 

と言いながら、モニターを凝視し、マウスをクリックした。

 

   「あぁ、出来るんだね! 唯、曜日が〇曜か×曜に限られちゃうんだね」

 

と言い、

 

   「5月の○○日の11時は、どうですか?」

 

と訊いた。 丁度リハビリの予約日なので、OKした。 しかし私は懸念を持っていた。

 

   「測定に3時間位、掛かりますか?」

 

と、F医師に質問したが、その真意は伝わらなかった。 過去、MIBG検査を行った時、放射性医薬品を静注後、3時間して後期像を撮影したからである。 F医師にしてみれば、測定時間は30分位なのに、この患者は何を言っているんだろう・・と言う事だったのだろう。

 

   ――――――――――――――――――

 

さて、次回であるがF医師は、5~6週間後に診たい・・と言ってくれたが、これまた当方の都合(後述)で、7週間後になってしまった。

 

診察201705―1

リハビリを終えて、妻の車椅子介助により脳神経内科の待合室に着くと、F医師の診察室の前のパネルが点滅しているので、急いで手元のスリップの受付番号を見ると・・ 何と、同じ番号だった! つまり、待ち時間=0である。 内心「ラッキー」と思いながら、早速扉をノックして診察室に入った。

 

診察室内ではF医師は椅子を回転させて、私の正面を向いた。 いや、オスキーに則って・・と言うより、私の歩容を観察するためであろう。 事実、私が患者用の椅子に座るや否や

 

   「どうですか、リハビリは効果ありますか? リハビリ後は体が軽くなるとか?」

 

とF医師が質問して来たので、勿論、私は肯首した。

 

   ――――――――――――――――――

 

さて、こうして5月の診察が始まった。 先ずは前回の診察日以降のイベントと体調の報告である。

 

 (1)  前回受診(2017年3月〇〇日)以降のイベントについて 

 

  • 3月〇〇日、市内の歯科医院にて、定期健診を受けた。(自分で運転して、単独行)
  • 4月〇日、身体障害者手帳所有者に市が「ガソリン券」を支給し、これを受けた。(700円×12枚)
  • 4月〇〇日、〇〇駅前の〇〇学園に友人を訪ねた。(自分で運転して、単独行)
  • 4月〇〇日、親戚が我が家に集合し、バーベキューを行った。(総勢14名、うち子供2名) 焼き手になり、ビーフ(カルビ、ロース、ステーキ)・ソーセージ・トウモロコシ・エビ等を焼いた。

 

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 (2) 前回受診(2017年3月〇〇日)以降の体調について 

 

  • 体調は、比較的安定していた。(但し、足のすくみは多少悪化)
  • 血圧は安定し、起床時にほぼ境界域以下、就寝時に正常域となった。
  • 便秘(硬便)は、ほぼ解消した。 一方、切迫尿意を感じる。
  • 足がむくんでいる。

 

F医師は、暫く眺めていたが、特にコメントも無く、次の項目に視線を移した。

 

 (3) 処方について  

 

  • 現在の処方を継続して戴く様、お願い申し上げます。 但し、センノサイドは余っているので不要です。

 

処方(1日当たり)

     薬  剤

    現在

    希望

プラミペキソール0.125mg

      1  錠

    0~1  錠

ドプス 100mg

      6  錠

      6  錠 

ノウリアスト 20mg

      2  錠

      2  錠

シンメトレル 50mg

      4  錠 

      4  錠 

アムロジピン5mg

      1  錠

      1  錠

センノサイド12mg

      2  錠

      0  錠

 

さてここで、緩下剤であるセンノサイド錠は不要である旨を書いて置いたが、十分伝わらなかった様である。

 

リハビリ372―「次からは・・」

いやぁ、昨日はインターネット接続が思わしくなく、投稿出来ませんでした。(恥)

 

   ――――――――――――――――――

 

こうして漸くリハビリ室に到着し、妻が受診案内票を持参するのを待って、代替医師の予診を受けた。 その後、待合椅子に座っていると、ほぼ定刻にI士が現れてリハビリが始まった。

 

空いている台を探して、I士はいつもとほぼ同じストレッチやマッサージをこなして行った。 そして彼は私を、前回初めてやったPowerPlateの場所まで案内した。 つまり、彼は私の足の浮腫みを気にしてくれているのであろう。

 

前回は、振動板の上に大きなブロックが置いてあって、それに触れる事から始めたが、今回は直接片足を乗せる所から始めた。 そして、最後はハンドルを離しての片足立ちを行ったが、今回も完全には出来なかった。

 

   ――――――――――――――――――

 

さて、歩行練習になった。 I士は、PowerPlate終了後、私に部屋の隅まで歩いて見る様、指示した。 私が歩いて部屋を進むと、ドンドンと壁に近づく。 それでも彼は「止まれ」と言わない。 ましてや、「はい、方向を変えて・・」とも言わない。 

 

漸く「止まって下さい」と声が掛かり、私は止まった。 しかし、こんなに壁に近くては、方向転換できない・・ と思ったら、

 

   「ハイ、そこからバックで歩いてみて下さい?」

 

と指示した。 ええっ、後退歩? 私が最も苦手な技の一つだ!?!

 

   「私が後ろにいますので、大丈夫ですよー」

 

と言うので、後退し始めた。 しかし、途中ですくんで倒れそうになってしまったが、彼が支えてくれた。 再度前進し、また後退した。 今度は、すくまない様に注意して、歩いた。 そして、3回目は、もっと大きく歩く様指示を受けて、やってみた。

 

   ――――――――――――――――――

 

いよいよ、本日のリハビリも終わりの時刻となった。 I士は、リハビリ室を出る時に、

 

   「一つ一つの動作を、もっと大きくしたら良いですよ」

 

とアドバイスをくれた。

 

私達がリハビリ室から出て来るのを見て、妻が寄ってきた。 I士は受付嬢から「エレベータ事件」を聞いているので、妻に

 

   「次からは、奥さんと一緒に(リハビリ室まで)来た方がイイですねぇ・・」

 

と言った。 すると、妻が

 

   「私はいつもそう言ってるんですが、一人で来ちゃうんです」

 

と言った。 まぁ、それは本当だ。 でも、妻が私に

 

   「車椅子、持って来て置いたからね」

 

と言うのを聞いて、I士は安心した様だった。 まぁ、これから脳神経内科の診察があるので、そのための移動の目的なのだが・・

 

 

リハビリ371―エレベータ事件

 

2017年の5月に入ると、早速、連休の谷間となる。 しかしこの後、リハビリ(=病院)は5連休になるので、リハビリに行っておかなければならない。 更に今日は、診察日でもある。 そこで、妻の運転で総合病院に出掛けた。

 

病院の正面玄関で一旦降ろして貰い、私は手摺りを頼りに廊下を進んだ。 そして、エレベータの前に来た。 すると、エレベータ前に数人いて、到着を待っていた。 見ると、リハビリの受付嬢もいた。

 

で、私が待っている人の列に加わろうとしたら、エレベータが来て、皆、乗り込み始めた。 今にして思えば、一台待てば良かったのだ。 しかし、顔見知りの受付嬢が私に気付き、

 

   「(このエレベータに)乗りますか?」

 

と声を掛けてくれた。 思わず、私は

 

   「ハイ・・ (乗ります)」

 

と答えた。 と言うのも、折角の申し出を断る理由も見つからない・・ そこでエレベータに向かったが、考えれば、最悪の条件だった。

 

  • 急がないと、エレベータに乗れない・・と言う焦りがあった。
  • 他人に見られていると、緊張する。
  • 狭い所を通るのが苦手だ。 病院のエレベータの入り口はストレッチャーやベッドも通れる様、広いのであるが、もたもたしていると、閉じてしまう。

 

等が重なり、足がすくんでしまった。 それでも、前に進まなければならない・・ すると、上半身のみが前進して倒れ込む様に、エレベータのボタンの脇に手を突いた。 これを見た受付嬢が驚いて私を支えてくれた。 そして、受付嬢の知り合い(?)の男性がエレベータの中から戻り、私の左腕を持ってくれた。 更に彼女は、エレベータの中にいる人に、

 

   「乗りまーす」

 

と言い、扉を開けたままにして貰った。 私は足を摺り寄せて立位(直立姿勢)に戻り、すくみながらも二人の支えを得て、何とかエレベータに乗り込んだ。 エレベータの中では、受付嬢が

 

「今日は、リハビリですよね?」

 

と私の降りる階を確認し、その男性と会話後、男性に

 

   「いつも、奥さんと来ているんです」

 

と説明しているので、私は

 

   「今、連れが車を駐車場に置きにいってるんです」

 

とフォローした。 こうして私は、無事に(?)エレベータを降り、リハビリ室に着いた。

 

バーベキュー(続)  

 

後はステーキ用の肉、しゃぶしゃぶ用の肉等を次々と焼いて行った。 繰り返しになるが、焼き過ぎは禁物である。 特に、しゃぶしゃぶ用の肉など、一瞬である。

 

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途中、味を変えるため、トントロやタン、ソーセージも入れて・・ 申すまでも無いが、タンは塩とレモンで頂く。

 

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そうそう、肉ばかりでなく、エビやトウモロコシも焼いた。 (トウモロコシは、焼過ぎ)

 

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こうして宴も終盤に差し掛かった。 火のある内に、焼きそばを作らなければならない。 そこで、他のコンロの火を集め、少しだけ炭を足した。 焼きそばは鉄板でなく、アルミ皿で焼くと、後片付けが簡単になる。 食用油を注ぎ、6人前を一気に作り、ソースをかけると、皆、空いた皿を持って集まってくる。 あの、ソースの焦げる香りは、まるで集合の合図の様だ。 写真を撮ろうと思っている間に、残りが僅かに・・ (汗)

 

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こうして、焼きおにぎりやパイナップルも食べ、皆が

 

   「もう満腹! もう(これ以上)何も食べられない!!!」

 

と言う頃に、ダメ押しのアイスクリームである。 デザートが来る度に、「別腹、別腹」と行けれど、皆、「別腹」っていくつ持っているのだろうか?(笑)

 

こうして皆が満足すると、にこやかに集合写真が撮れる。

 

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私の体調不良は皆が知っているので、その後後片付けをお願いし、皆が満腹で満足の楽しい一日が終わった。

 

そうそう、もう一つ焼いたものがあった。

 

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これは・・ 焼きおにぎり用の七輪による芝生の焼け跡だった。(笑)