パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診療012―201908(1)

 

さて、今日は8月下旬、5週間振りの診察日である。 予約は3時からではあるが、

 

   「きっと、来た順番に診てくれるよ」

 

と、言うので10分程早目に出掛けた。 妻は、駐車場も心配なので、早目に行きたいのだ。

 

数分で中央クリニックに到着すると、駐車場は、半分位しか埋まっていなかった。 そこで、帰りに出やすい所に停め、クリニックに入った。 まぁ、20分以上待ったが、我々より後に来た患者が我々より先に診察を受けたとも思われないので、妻の言う事は、本当だったかも知れない。

 

こうして待っていると、やがて我々の名が呼ばれた。 診察室に入ると、f医師が訊いた。

 

   「どうでしたか?」

 

と。 これに対して、私は、次の様に答えた。

 

   「大きな転倒は有りませんでしたが、小さな転倒は増えました」

 

と言いながら、いつものメモを出した。 そこには、次の様に書いておいた。

 

 

1) 前回受診日(20197月〇〇日)以降の体調について 

 

  • ① ドプス600mg+シンメトレル300mg、アムロジピン2.5mg、ノウリアスト40mg(いずれも1日量)は、ほぼ毎日服用した。
  • ② 出血や裂傷に繋がる様な大きな転倒は無かった。
  • ③ しかし、バランスを失ったりすくみ足になったりした事による小さな転倒は増えた。

 

(2) 指定難病医療費受給者証について 

 

  • ④ 6月16日付けの「臨床調査個人票」への記入を、有難うございました。
  • ⑤ 7月24日に、鴻巣保健所に提出して参りました。

 

ここまで読んで、f医師はこうコメントをした。

 

   「家の中で、転倒する原因は、無理だと分かっていてもやってしまうからなんでしょう?」

 

妻がこれに反応した。

 

   「そうなんです、センセ!」

 

と。 それを聞いたf医師は、まるで「我が意を得たり」とばかりに、抑揚を付けて、こう言った。

 

   「分かっちゃいるけど、止められない~んだよね? これがこの病気の特徴なんだよねぇ・・」

 

その後、この抑揚を付けた「分かっちゃいるけど・・」を、2~3回繰り返した。