パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

通夜

今日は、お爺ちゃん(義妹の嫁ぎ先の義父)の通夜の日だ。 元々、義妹から、

 

   「午後4時の『野辺の送り』から子供を預かって?」

 

と言われていた。 しかし、大変そうなので、午前中から預かる事とした。 これには、もう一つの理由があって、もし午前中から預かれば、妻だけでも通夜に出席できるからである。

 

そこで、妻と私は、子供をピックアップに行った。 久しぶりに義妹の家に行くので、勿論、ナビ頼りである。 午前10時前には義妹宅に着いた。 義妹の旦那(義弟)は、救急車に乗って自分の母親(義妹の義母)を総合病院に送って、未だ戻らない・・ きっと、色々と入院手続きや検査の介助をやっているのだろう。

 

その後、病棟の看護師に、

 

   「今日、自分が施主となって通夜を、明日は告別式を行わなければならない」

 

旨を言って、母親(義妹の義母)への行き添いを看護婦に託して帰宅したと聞いた。

 

   ――――――――――――

 

これで、取り敢えず安心である。 子供は、我々夫婦に預け、お婆ちゃんは病院のICUに入っている。 これで、自由に動ける・・と。

 

すると、義妹から妻にLineが入った。 曰く

 

   「〇〇ちゃんを、今夜、預かってもらえない?」

 

と。 勿論、もしそうなった時の事を考えて、「お泊りセット」はバッグに入れてある・・と言う。 

 

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そして、6時からの通夜に間に合う様、妻は車で出掛けた。 さぁ、親と離れた子供と二人になった。 今までに無いシチュエーションである。

 

すると、子供が

 

   「お家(うち)に帰りたい・・」

 

とメソメソしだした。 いやぁ、これには参いった。 結局、

 

   「今、お家に帰っても、パパもママもいないんだよ! みんな〇〇斎場に行ってるんだよ」

 

とか、

 

   「車は、オバチャンが乗って行って無いでしょ? だから、送って行けないんだよ」

 

と言って待って貰うしか無い。 すると、

 

   「オバチャンは何時に帰るの?」

 

と訊く。 仕方ないので、

 

   「7時半頃かなぁ・・」

 

と答えると、その子供は掃き出し(窓)のカーテンを開けて見ていた。 やがて、7時過ぎに妻が戻り、一件落着となった。

 

それから3人で夕食を食べ、妻が我が家に泊まる様に説得した。 問題は明日の告別式である。