パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

鼻血???  否・・

 

先日、後頭部を柱にぶつけて、出血したばかりだが、実は、またやってしまった。 今度は、「顔面制動」である。

 

それは、12月中旬某日の夜の事であった。 ふと、夜中に覚醒した。 その時

 

   「(そうだ、トイレに行っておこう)」

 

と思った。 今は尿意はそれ程強くは無いが、次に覚醒した時の事を考えて・・の事である。 そこで、ベッドから立ち上がったら、その尿意は、急に強烈になった。

 

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そう言えば、総合病院のT医師(女性)が言っていた。

 

   「男の人って、立ち上がると、尿意を強く感じるものなの」

 

と。 その時は、

 

   「(ヘェー・・ そうなんだ)」

 

と思っただけだった。 今回は、そのT医師の言葉を実感する、否、それ以上に強烈な尿意であった。

 

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私がデスクでパソコンを打っていると、

 

   「もう直ぐ、ご飯よー・・」

 

と妻が言う。 私は立ち上がって、トイレに行ってから席に着くこともある。 すると、妻は

 

   「どうして、ご飯の直前にトイレに行くの? もう直ぐご飯なんだから、予めトイレに行って、(自席に)座って待っててよ!!!」

 

と怒るのである。 そこで、(デスクの前に座っている時は尿意を感じないが、席に着こうとして)

 

「立ち上がると、急にトイレに行きたくなるのは、男性ならではだ・・とT先生が言ってたよ」

 

と言っても、

 

   「そんな事は、無い」

 

と否定するので、私が

 

   「分かった、それなら食後に(トイレに)行って来るよ」

 

と言うと、

 

   「漏らされたら大変だから、今直ぐ行って来て!!!」

 

と言うのである!?!

 

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話しは戻って、強烈な尿意に襲われながらも、右手で壁伝いにトイレまで何とか辿り着いた。 そこで、右手で電灯のスイッチに手を伸ばして点けたら、またしても、フとバランスを失ってしまった。

 

咄嗟に右手を伸ばして、床に着いた。 しかし、半分寝ぼけているので、上手く支えられないまま、上半身が右手を越えてしまった。 もうこうなったら、被害を最小限にするしかない。 そこで、咄嗟に右を向き、左側の頬で、「顔面制動」をしてしまった。

 

   「(いててぇ・・)」

 

と思いながらも、上半身を起こすと・・ 仄暗い常夜灯下、床に黒い点が、ポツリと付いた。 

 

   「(ん? こ、これは、血だ・・ 鼻血???)」

 

と思い、急いでトイレのロールペーパーで抑えた。 鼻血なら、2~3分、圧迫止血していれば止まる・・と思い、そのまま、静かに待った。 やがて、出血も内輪になり、左鼻の痛みも和らいできたので、床の血を拭き取って、オシッコを済ませて、流した。 すると、一部分が鮮紅色に染まった真っ白なロールペーパーが、排水口に吸い込まれて行った。

 

私は、予備のロールペーパーを取り、出血部位を押さえて就寝した。

 

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翌朝、起床したら、出血は収まっていた。 そこで、洗面台の鏡を見て、驚いた。 というのも、出血部位は鼻ではなく、上唇だったのだ。 道理で、圧迫部位より下から流れて来るハズだ。 それに、鏡に映った左頬は、良く見れば、確かに右頬より僅かに腫れているのである。

 

血餅を取り、傷口の周囲を水洗すると、左上唇から左鼻翼の下の方まで、長さ1.5cm程の傷があった。 傷口周辺を洗うと、ティッシュペーパーに少し血が滲んだ。 が、直ぐに止血した。

 

ではなぜ、上唇か? それはその下の犬歯が「八重歯」になっているからである。

 

まぁ、ここはゲンタマイシン軟膏に頑張って貰うしかない・・ 軟膏を少し余計目に塗ったら、べたべたした。

 

こうして、傷は徐々に快方に向かった。 もう、3日目には傷の存在を気にしないで、普通に洗顔を行えるまでになった。

 

兎に角、大事に至らないで良かった・・

 

 まぁ、一年の最後に、ネガティブな日記になってしまったが、来年は「良い年」にしたい。 

 

文末になってしまったが、どうか皆様も良い年を迎えられたい。