パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ285―股関節の柔軟性

2015年10月下旬、今月5回目のリハビリである。 いつも通り、妻の運転で出掛けた。

 

早速であるが、I士によるリハビリの様子をお伝えしよう。 先ず、足首を廻して、こう言った。

 

   「足首が、硬いですねぇ・・」

 

これには、憶えがある。 この所、足首のストレッチを怠っていた。 と言うより、意識はジャックナイフストレッチに移っていた。 まぁ、だからと言ってI士が何か指摘をした訳でもない。 反省事項である。

 

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さて、今月の目標である「タイトハムの解消」に向けて、色々なアドバイスを頂戴した。 その中には、勿論、ハムストリングスのストレッチが含まれるが、こんなストレッチもあった。

 

例えば、床に両足を投げ出して座る。 両脚は床に着き、上半身は鉛直なので、横から見ると「L字」になっている。 そのまま90度、開脚する。 更に、膝を、直角になる様、持ち上げる。 ここまでは、簡単だ。

 

今、上半身は鉛直のまま、両脚を90度開いた「お山お座り」になっているハズである。

 

ここからが、本題。

 

では、そのまま、上半身を少し右回転してみよう。 当然、両脚も右へ倒れて行く。 ではそこから更に両脚を、両膝を床に着くまで倒してみよう。 出来ただろうか? 今、両脚は、3つの直角を形成し、「卍」と言う字の半分の形になっているハズである。

 

否、これで終わりではない。 その格好で、上半身を右脚の太腿に着くまで倒すのだ。 これにより、右脚のハムストリングが伸びている。

 

以上を左右を換えて行う。

   

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これがタイトハムの解消に資するのは、分かって戴けたろう。 では、なぜ両脚・両膝を直角にする必要があるのだろう。 その疑問に対し、I士は次の様に説明していた。

 

   「下半身の柔軟性のためには、ハムストリング(のストレッチ)だけでは、ダメなんです。 股関節も柔軟に動かないと」

 

と。 ナホルド、確かにその通りであるし、今回の新技が、その目的に合致しているのも理解できた。