パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ107―専門は?

2013年5月の中旬、今日はリハビリと診察の両方がある日だ。

 

先ずはリハビリ。 

 

定刻より少し遅れたが、担当のO士が現われて始まった。 台の上でマッサージやストレッチを受けながら、私は前々からの疑問をぶつけた。

 

   「あのぉ・・ (理学療法士の)皆さん、得意分野ってあるんですか?」

 

   「いいえ、誰でも・・ 私は全部診られる様にしています。」

 

   「じゃぁ、オールラウンドですね!」

 

   「ハッハッハ、全部中途半端かも!」

 

と私の質問をはぐらかした。 しかし、私が納得していないのを察したのか、

 

   「でも、例えば骨折と一口に言っても、(自力で)外来に来る人と、前日に手術した人では、(リハビリの)方法が異なりますし、ね。」

 

と添えた。 でもこれは、質問の意図とは異なる。 つまり、患者には専門性を明らかにはしない様だ。 それでも、

 

   「私は以前、○○さんの様なパーキン(ソン病)の人のリハビリをやった(=担当した)事もあるんです」

 

とは、添えた。

 

   ――――――――――――――――――

 

一通り、マッサージを終えると、杖を持って室内を歩いてみる様、指示があった。 杖を使えるなら、歩行は安定する。 それは、リズムを取れるからだ。 事実、O士から

 

   「杖があった方が、(歩き方が)上手ですねぇ、コーナーも上手く曲がれるし・・」

 

と評価されたので、私は

 

   「一旦歩き始めれば、杖は要らないんです」

 

と言いながら、杖を空中に持ち上げて歩いて見せた。