パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

診察201303―2


I医師による診察は今回が最後となるので、今まで行ったほぼ全ての診察を行った。 聴診、指タップ、膝蓋腱反射、バビンスキー反射なんて、久し振りである。 

 

丹念な診察を行った理由は今回が最終診察である事の他にもう一つあって、それは、症状の憎悪を確認するためである。 

 

私はメモに次の様に書いた。

 

?   ここ3週間程、薬効の薄れを感じる。

      動作 : 体が重く、一層緩慢になった。

      歩行 : 歩行開始時にすくみ、停止時にオーバーランする。

       方向転換や狭い場所の通過が困難。

その結果、つい運動不足に。

      発声 : 声が出づらく、聞き返される事が多くなった。

      書字 : 一層困難になり、自分で書いた文字が、後日、判読困難。

 

特別なコメントは無かったが、両腕を「前へー、倣えっ!」をした時

 

   「今まで手の震えって、ありましたっけ?」

 

と訊いて来た。 そう、右手の指が僅かに震えていた。

 

   ―――――――――――――――――――――

 

「そおねぇ・・ 久しぶりにMIBGでも、撮ってみようかしら? 前回は2010年だから、3年経つので・・」

 

「ええと、予約日は・・ 近い所で、3月の○日か4月の○日があるけど、どうします?」

 

と訊くので、早い方をお願いした。 3日後であるが、放射性同位元素を含む有機化合物ってそんなに早く準備できるのだろうか?

 

    ――――――――――――――――――――

 

続いてMRIの話題となった。

 

   「MRIは、毎年撮っていますね。」

 

   「先生、この病気で脳の萎縮とか、あるんでしょうか?」

 

   「それは無いわ。 ただ、他の病気でない事を確認するために・・」

 

と言う事だった。 多系統萎縮症でもなさそうだ。