リハビリ152―話し好き?
M士は施術をしながら、色々と話しかけて来た。
「いつ頃からリハビリを始めたんですか?」
「去年の5月です。」
「担当は、ずっとOさんだったんですか?」
「いえ、最初は、Yさんでした。」
「あぁ、Yさんね!」
「その後、Gさんにも、少し・・」
「彼女、配属が変わっちゃいましたから、ね。 でもOさんって、個性がありますよね?」
「いや、皆さん、中々のキャラを持っていますよ!」
「そ、そうですよねっ!!!」
とか、気候の話しから、出身地(O県)にも話題は飛んだ。
「年末ジャンボ宝くじは、買いましたか?」
「いえ。 でも、サマージャンボを5枚買ったら、6等が当たりましたよ!」
「凄いじゃないですかぁ・・」
「300円ですけどね。」
「それは、連番ですか?」
「ええ・・」
「私はいつも、バラで買うんですよ。」
「へぇー・・」
「1等(の賞金)は、前後賞と併せて5億円ですって!」
「その前後賞だけでも、イイなあぁー・・」
「当たったら、どうします?」
「そうですねぇ・・ 世界一周旅行ですねぇ・・」
「イイっすねぇ!」
と、こんな調子である。 でも開始が遅れた分は、チャンとやってくれた。 もちろん、その後のエアロバイクも。
何か、話しかける事がサービスだとは思っていないだろうが、他の理学療法士にも患者と(過剰と思える程)お喋りをしている人もいる。 ま、中には良く喋るオバチャン患者も多いが・・
いや、本当は、そうやって施術に対する患者の反応を窺っているのだろう。 そう思いたい。