パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

確定申告とリハビリ359―「柔らかいですねぇ・・」(続)

さて、税務署での申請手続きが終わったら、今日はリハビリのある日だ。 車で税務署から総合病院まで、15分程だ。 そこで妻の運転で病院の正面玄関に着けて貰い、先に私だけリハビリ室に向かった。

 

さて、10分程で妻が受診難内票を持って来たので、いつものM医師による予診を受けて、待合用の椅子で待っていた。 するとほぼ定刻にI士が現れ、リハビリ室に向かい、空いている台を探して、リハビリ開始となった。 

 

台に着く途中、I士が私の様子を見て、

 

   「調子イイみたいですねぇ、歩き方もしっかりして・・」

 

と評価してくれた。 私はその時、杖を(床に突かずに)手に持って歩いていた。

 

    ――――――――――――――――――

 

私が台に仰向けになり、I士による施術が始まった。 脚の屈伸を行いながら、彼が言った。

 

   「柔らかいですねぇ・・」

 

しかし、私には最初、その意味が分からなかった。 どうやら、パーキンソン病(症候群)における固縮が緩和された事を意味しているらしいが、言外にノウリアストの効果を言っている様だった。 と言う事は、2ヶ月前までは、「脚の関節に固縮がある」と思いながら施術を行っていたのだろうか!?!

 

さて、今日の新技である。 彼は私に靴を履き、別の台へと誘(いざな)った。 その台には上方にフレームがあり、朱色の紐が2本下がっている。 紐の先にはフックが付いている。

 

すると、彼は私に台に浅く腰掛ける様指示し、両端に輪の付いたカマーバンドの様な物を持って来た。 そしてそのバンドを左右のフックに取り付け、私の目前に下げた。 つまり、ミニ・ブランコである。 

 

   http://media1.picsearch.com/is?FQuNEm1h47Zf9Md9Cd1KRcT5Bz51czLluGgAjcp7iQ8&height=247

 

I士の指示は、そのバンドに両腕を乗せて、前方に上半身を移動する事であった。 すると、背筋が伸びる事になる。 彼から、顔を上げ、前を向くよう指示を受ける。

 

すると今度は、その状態で

 

   「脚が上がりますか?」

 

と訊いて来た。 これが苦手なのである。 しかも、ユックリと・・

 

続いての技は、同じ朱色の紐を使ったものである。 彼は、紐の先のフックからベルトを外して、左右の夫々のフックに小さな布製の輪(腕輪)を、私の肩の高さに取り付けた。 

 

   http://media5.picsearch.com/is?UOT0SIi36zOpzvdA6DhxChW3-tiG5qhAsYSpCPZIl8Q&height=227

 

そして、手首の通し方の見本を見せた。 私は彼の指示通り、左右の腕輪に左右の手首を通し、両腕を広げた。 すると、上半身と両腕とで十字の格好になる。

 

その状態のまま、上半身を前にせり出せ・・と言う。 すると両腕が後方に引かれ、胸を張るので、背中で両肩甲骨が寄る事になる。

 

両技を見ると、①私の背を反らす事と、②(背で肩甲骨を寄せ)胸を張る事が必要の様だ。 また、そのカマーバンドや腕輪には、「redcord」と言う名のタグが付いていた。