パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

PSP-PAGFの定理

今日は少し変わった所で、「PSP-PAGFの定理」を紹介しよう。

 

って、ご存じないでしょう? それは、

 

「全ての三角形は、正三角形である」

 

というものです。 定理と言っても使うのは「三角形の合同条件」のみ。 (中学生向き)

 

「えっ? そんなバナナ!?!」と思われた方は、下記証明をトレースしてみて下さい。

(ご参考まで、作図しました。 ttp://f.hatena.ne.jp/PSP-PAGF/20150607173301 )

 

① 任意の三角形ABCの辺BCの中点DからBCの垂直二等分線を、頂Aから角Aの二等分線を引き、その交点をXとする。

 

② Xから残りの辺ABとACに垂線を降ろし、交点を夫々、FとEとする。

 

証明(1) 直角三角形AFXとAEXとは、合同である。 なぜなら斜辺が共通で、3つの角が等しいから。

 

証明(2) 直角三角形BFXとCEXとは、合同である。 なぜなら斜辺と他の一辺が等しいから。 (証明(1)より、FXの長さとEXの長さは等しい。)

 

証明(3) 三角形ABCは、二等辺三角形である。 なぜなら辺AB(=AF+FB)と辺AC(=AE+EC)の長さが等しいから。 (証明(1)より、AF=AE。 証明(2)より、BF=CE)

 

証明(4) 任意の三角形ABCの任意の頂Aから行った事を頂Bから行えば、同様にAB=BC。

 

証明(5) 任意の三角形ABCは、正三角形である。 なぜなら証明(3)と(4)から、3辺の長さが等しいから。

 

以上です。 実はこの定理と証明をある掲示板にて紹介したら、ある読者から

 

「証明( 2 ) 直角三角形BFXとCEXにおいて斜辺BX=斜辺CXは証明されていません」

 

との指摘がありましたので、私は次の様に回答した。

 

「ご指摘の通り証明を、飛ばしてしまいました。

 

証明(補) 垂直二等分線上(DX)の任意の点(X)は、両端(B、C)から等距離(BX=CX)にある。 なぜなら、直角三角形BDXとCDXとが合同だから。」