パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ246―ダブルヘッダー

2015年3月中旬、今日は午前中のリハビリと、午後の税務説明会を予定している。

 

I士によるリハビリは、M医師による予診後、定刻少し前に始まった。

 

先ずは、姿勢のチェックである。 台の前で私が直立不動になると、I士は私の姿勢(骨格)や筋肉の緊張度を調べた。 そして、

 

   「う~ん、出来てますねぇ・・」

 

と、評価した。 その後、腹式呼吸の練習をした。

 

さて、今回の課題は、片脚でのバランスと交互の片脚挙げである。

 

先ずは、片脚を挙げてのバランスである。 直立姿勢で片脚を高く挙げるのであるが、太腿を水平まで挙げて静止するのである。 勿論元気な時は普通に出来たが、今は心の準備が必要である。 これが容易に出来ないと、片足立ちでズボンを穿く等、夢のまた夢・・

 

私はユックリながら、それぞれの脚でやって見せた。

 

次は、交互の片脚挙げである。 これは前記のバランスを繰り返す。 つまり、脚を高く挙げながら、その場で足踏みをするのである。 これは片足立ちの瞬間にバランスを失いかけても、何とか誤魔化せる。

 

そこで、マーチの様に、意気揚々とやっていた。 所が、続かないのである・・ 段々と脚が重くなってきた。

 

そこで一旦休んでから再開するのであるが、開始時の「意気揚々」は一体いずこへ・・と言う感じだ。 これが歩行なら、「間欠性跛行」(かんけつせいはこう)である。

 

別に疲労感は無いので、その原因は筋力不足ではない。 自分の(脚を挙げ様とする)意思が脚に伝わらなくなってしまうのだ。 まぁ、だからこそ「(純粋)無動症」なのであろう。

 

        「神経が働かないのに、筋トレで治るのだろうか?」

 

と言う疑問が頭をもたげる。 しかし、筋トレをやらなかったら、筋力はたちどころに失われ、ADLの低下も、その結果としてのQOLの低下も目に見えている。

 

病気とは、辛いものである。