株式の現金化―15
2014年、12月上旬、裁判の日がやってきた。
(http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2014/12/05/063359の続きです。)
前回の11月中旬の結論は、私の持つ全株式を相続時の評価額+αで譲渡する・・という事であった。 今回和解調書が作られれば、もう裁判所に行く事もない(だろう)。
そう思いながら妻の運転で出掛けた。 そして書記官の案内で準備室に入り、原告・被告は裁判官を起立して迎えた。
今回、冒頭から被告代理人が先に裁判長と話がしたい・・と言うので、原国側は一旦退室。 所が、10分経ち、20分経ち・・ 30分以上待ち、漸く交代した。
私達原告側が着席すると、裁判長は被告の話をどこから伝えてよいのか迷っている様子だった。 何しろ、被告の言っている事が、ゴチャゴチャのハチャメチャ・・
1) 株の相続時の評価額がD円/株なので、全体ではC円でなく、B円のハズである。
(C > B = D×私の持ち株数 、 Cは前回原告提案の和解金額)
2) 上記に対して裁判長が、「じゃぁ、原告がそのB円でOKしたら、被告はその金額で和解するのか?」と突っ込むと、「いや、まだ他にも・・」と。
3) 「他とは?」 ・・どうも、これ以上裁判を起こされるのを、恐れている様子。
余程、被告側には疾しい所がある様だ。 そしてその例が株主代表訴訟だろうか? つまり、被告代理人の主張の内容から、裁判長の印象では「被告には決定出来る人がいないみたいね」と。
で、何とか年を越さない様に、次回を12月下旬にし、裁判長は、
「もう少し、和解の道を探ってみたい」
と言い、被告に、
「次回は、株の(会社と各人の)買取り割合と金額を書面で提出せよ」
と告げて、閉廷した。
前回は『これで解決か?』とも思えたが、まだ続きそうである。