嗚呼、復興特別税・・
皆さんは、復興特別税を支払っているだろうか? え? 払っている覚えはない???
でも、例えば預金に利息が付くと所得税(国税)が引かれるでしょ? 復興特別税は、自動的に所得税に付いてくる仕組みになっている。 その税率は、所得税の2.1%である。
例えば、200万円を1年間、普通預金(利率 0.020%)に預けると、
利息(税引き前)=2、000、000×(0.020/100)=400円
税金合計=60+20+1=81円
うち、国税(15%)=400×(15/100)=60円
地方税(5%)=400×(5/100)=20円
復興特別税=60×(2.1/100)=1.26≒1円
利息(税引き後)=400-81=319円
まぁ、復興特別税も国税なので、
国税=15%+15%×(2.1/100)=15.315%
と説明している銀行(サイト)もある。
実は、ここまでが前座である。(><)
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上記の税金は、個人が収めるべきもので、法人(会社)は収める必要無い。
「え? 銀行からの定期預金満期のお知らせでは、会社の預金利息から税金が引かれているよ???」
と、思った人もいるだろう。 実は、その通りである。 そして会社の決算時に還付を申請できる仕組みになっている。 では、流動性資産として利率0.020%の普通預金に1000万円の残高があったら、復興特別税額は?
10,000,000×(0.020/100)×(15/100)×(2.1/100)=6.3円≒6円
(元本) (利率) (所得税率)(復興特別税率)
である。 ではこの数円のために確定申告書類を作成し、税務署側でチェックし、還付手続きをし、銀行振込代を掛けると、総額でいくらになるのだろう。
何か、壮大なムダを行っている様に思えてならない。