リハビリ140―「お尻の穴を ・・ そうです!」
2013年10月、最初のリハビリの日である。
電車の都合で早目にリハビリ室に着き、M医師による予診の終えた。 そして、椅子に座っていると、O士がハーフカットを2つ持って現れた。
「こんんちは、宜しくお願いしまーす。 じゃぁ、空いている台で・・」
と、室内を振り返り、台を探した。 こうしてハーフカットを背中に敷き、リハビリが始まった。 時計を見るとまだ2:45、定刻15分前である。
―――――――――――――――――――――
O士は台の上にハーフカットを2つ、縦に並べ、その上に仰向けになる様に促したので、 私は靴を脱いで台に上がり、寝そべった。 O士は、
「疲れたら降りて、休んで下さいね?」
と言い残して去った。
3:00近くなると、入院患者が帰るので、室内が空いて来た。 すると室内のザワつきがなくなり、私の頭上の台での会話が聞くとは無しに聞こえて来た。 女性患者に男性理学療法士だ。
「それでは、お尻の穴をギュッとつぼめて下さい。」
「・・」
「そうです、そうです!」
と。 でも、なぜ、女性が肛門を締めた事が分かったのだろう? まさか、指を??? 確認しようにも、ハーフカットに寝ているので、動けない。
いやいや、施術しているのはプロフェッショナル、臀筋の収縮具合で分かるのだろう・・ つい、邪念が出てしまう。