パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ121―日頃の訓練の成果!


台風4合が梅雨前線を刺激し漸く梅雨らしくなった6月中旬に、曜日の関係でもう一回リハビリが入った。

 

妻の運転で総合病院に着くと、小雨だった。 駐車場は総合受付のある病棟にほぼ隣接しているのだが、出口の向きが逆なので患者はグルーっと回らなければならない。 向きを変えて屋根でも付けてくれると、降雨時にはとても便利になるのだが・・ 消防法による制限でも、あるのだろうか? (耐火基準を揃えるとか・・)

 

病院こそバリアフリーでなければならないのであるが、いざ病を得て利用して見ると、健常時には見えなかったものが見えてくる。 例えば手摺り。 握りにくかったり、十分な強度がなく、もたれると曲がったり・・

 

トイレの回転式の扉ですら、開けにくい。 例えば右手で杖をもっていると、左手で扉を押す事になるのだが、蝶番からの距離が短いので、重く感じる。 まぁ、流石に入院病棟のトイレには扉そのものが無いが・・

 

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定刻の少し前にO士がリハビリ台の清拭やハーフカット(ストレッチポール)の準備をしていたので、15:00にはリハビリが開始となった。

 

先ずはストレッチポールを背の下に敷いての、ノビからである。 

 

   「これをやっていると、私、何もしなくてイイ。 遊んでるみたいでしょ?」

 

もう、何度も聞いたフレーズであるが、流石に気の利いたコメントも出尽くした。

 

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そして下肢の柔軟を行い終えたら、O士が仰向け状態の私に訊いた。

 

   「両腕で両膝を抱えて・・ そう、そのまま反動を付けて、起き上がって見て下さい?」

 

と言うので、23回反動を付けて起き上がった。 すると、その様子を観察していたO士が、不思議そうに言った。

 

   「もう一回、やってみて下さい?」

 

と言うので、(今回はコツが分かったので)反動無しに一回で起き上がり、体育座りになった。

 

   「これって、腹筋と背筋が要るんですよねぇ・・」

 

と、O士がコメントしたが、私の腹筋・背筋の強さに驚いているようだった。 就寝前に欠かさず腹筋・背筋のトレーニングを行っているが、その成果はこんな所にも現れている。

 

たとえ時間が短くとも、毎日の積み重ねは大きい。