パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ95―「いいぇ、伸びていません」


早速、下肢のマッサージをしながら、O士は

 

   「(また、新人教育がたいへんだなぁ・・)」

 

と、つぶやいた後、取って付けた様に言った。

 

「あ、『新人』と言っても、ちゃんと資格を持っていますが・・」

 

きっと退職し人員が減少している上に、新人教育の負担が増す事を懸念したのだろう。 つい本音が出てしまったので、建前を取って付けた印象だ。

 

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体躯のストレッチをしながら、O士が

 

   「どうですか、伸びた感じはしますか?」

 

と訊くのであるが、現実、伸びた感じはしない。 私が、

 

   「いいえ、伸びていません」

 

と答えると、力を増すので、

 

   「今度は、のびました」

 

と答える場面が何度かあった。 私の場合、他の人より体の柔軟度は、どうなのだろう。 

 

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室内歩行練習や後退歩の練習もし、こうして定刻を迎えた。 問題は、次々回の予約日である。

 

   「実は、来週の予約が一杯で ・・」

 

   「あのぉ、○○日が診察日なので、診察の直前に(予約を)取ってありますが?」

 

   「あぁ、そうでした! では、その次を入れておきましょう。 ええとぉ・・ 4月の○○日はいかがですか?」

 

と、次々回の予約を取ってくれたのである。 それ程、スケジュールがタイトなのだろう。