リハビリ75―医療費の負担
予約時刻は朝一の、9:20だ。 休暇も余っているので会社を休み、通院後は妻とランチでもしよう。
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朝の通勤ラッシュも終わったのだろう、道路は思いのほか空いていて、早めに総合病院に到着した。
M医師によるいつもの予診を終え、待っていると、定刻にY理学療法士(Y士)が現われ、リハビリ開始となった。
先ずは空いている台を探して、ストレッチから・・ と思って、靴を脱いで台に上がろうとしたら、制止された。 その手にはボードがある。 そうだ、今日は月初なので「リハビリテ−ション総合実施計画書」を作成する日だ。
各項目に記入後、いつもの様にY士は私に質問した。
「○○さんの目標は、なんですか?」
「今年(2013年)も元気に海外旅行に行ける事と・・ そうですねぇ、正月太りを解消する事です。」
そして本人サインの欄に自筆して、いよいよリハビリに・・ と思ったら、まだあった。
「○○さんは、介護保険は(申請したんですか)?」
「でも、あれって65歳からでしょ?」
「ええ、でも40歳から使えるのも、あるんですよ。」
と、教えてくれた。 更に、話は続いた。
「身障者手帳(の申請)は?」
「でも、あれって、ヤールステージ(※)が3以上じゃないと・・」
「そっかー・・ 今(の元気度)じゃ、(手帳の交付は)無理だろうなぁ。」
要するに、私の医療費の負担を心配してくれているのだと思われた。
※ ヤールステージ : http://www.h2.dion.ne.jp/~park/index1/i1022level.html