パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ474―カワイイ!!!

 

fさて、作業療法の後は、理学療法だ。 本来はM嬢が担当のハズだが、先の予約があった様だ。 今日はm嬢が担当となる・・と言う。 イニシャルがM嬢と同じなので、仮に小文字のmとしよう。

 

え? m嬢の印象ですか? まぁ、美人ではあるが、それよりも「カワイイ!」と言う印象だ。 丸顔で、髪を後ろで1本に束ね、身長155cm位だろうか? ま、施術そのものは、他の理学療法士とほぼ同じであったが、違うものもあった。

 

たとえば、私が台に腰掛けていると、m嬢はその左横にピッタリとくっついて座り、

 

   「おしくらまんじゅうをしましょう」

 

と言うので、私は左側に、彼女は右側に力を入れた。 それはまるで、仲の良いカップルがベンチで寄り添い、互いの身体をくっ付けて、

 

   「コノー、コノコノ、コノー」

 

とか言いながら、戯れている様にも見える。

 

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こんな事もあった。 私の真後ろに位置したm嬢は、急に両手で私の両腕を掴んだ。 余りにも急だったので、私は驚いた。 私の上腕二頭筋の辺りである。 私は、「次に起こるかもしれない」事を予想して、一瞬、身構えた。 それを知ってか知らずか、彼女はこう言った。

 

   「ヘェー。 結構、ムキムキ(=筋肉質)なんですんねぇ・・」

 

この言葉を、彼女がどんな表情で発したかは、私には窺い知る手段は、無かった。 (両腕を持たれているので。)

 

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またある時は、台に腰掛けている私に、立ち上がって、お臍を前に出せ・・と言う。 (これにより、上半身は反って、体全体は「弓なり」になる。) では、その時彼女は? 私の正面でスツールに座り、脚を120度開いている。 すると彼女の眼の高さと、私のお臍の高さが、ほぼ一致するので、

 

   「ハイ、お臍を出してぇー・・ ハイ、戻してぇー・・」

 

なーんて繰り返していると、何か誤解を受けそうで・・

 

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さて、彼女との会話の中で、一番窮したのは、以下の質問である。 私の答えと共に記そう。

 

   「リハビリは、お好きですか?」

 

   「えぇ・・」

 

   「理学療法と、作業療法と、どちらが好きですか?」

 

   「理学療法です」

 

   「理学療法の、どんな所が好きですか?」

 

   「(そりゃ、若い女性にマッサージしてもらうと、気持ち良くなるから・・)」

 

なーんて言えないので、答えに窮していると、m嬢は、

 

   「気持ちイイからですか?」

 

と質問を変えた。 勿論、私は

 

   「えぇ、そうです」

 

と答えた。