パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

歯科医院へ――歯が痛い!

 

2018年の10月中旬、歯が痛くなった。 そう、冷たいものが沁みるのだ。 例えば、水道水の温度でさえ、「シクッ」とする。 ましてや、冷水・・ 「ズキーン」とする。

 

余りの痛さに、歯医者に予約を入れた。 勿論、「歯の治療」として。 ただ、なぜか、翌日に予約を入れてしまった。 その後、

 

   「(しまった! もし今夜、痛み出したらどうしよう)」

 

と思った。 しかし、現実には翌日まで持った。 

 

   ――――――――――――

 

翌日、10:15の予約であるが、その5分前に着いた。 すると、いつものA歯科衛生士(女性)が私を呼んだ。 しかし、A士は私を、いつもの「歯のお掃除」用の椅子(治療台)に連れて行こうとした。 そこで、私は

 

   「あのぉ・・ 今日は、歯の治療をお願いに来たんですが・・」

 

と言った。 と言うのは、つい1か月前に、「歯のお掃除」に来たばかりだった。 ただし、9月の「歯のお掃除」は、日記にはしていない。

 

   http://psp-pagf.hatenablog.jp/entry/2018/08/09/130557

 

すると、それに気付いたのか、A士は、「はっ」とした様子で、

 

   「もう少々、お待ちください」

 

と言った。 そう、H歯科医師(男性)は、他の患者を治療中なのだ。 どうも、電話予約の時に「歯の治療」のため・・と言ったのが、伝わっていない様だ。

 

こうして私は、一旦、待合室に戻り、歯科医師の診察を待った。 やがて名前が呼ばれ、処置(診察)室に入ると、A士が、案内してくれた後に、問診を始めた。 私が、

 

   「右上の歯に、冷たいものが当たると、沁みるんです」

 

と言うと、彼女はエアーを歯に順次当て始めた。 私が途中、

 

   「あっ、痛いです!」

 

と言うと、A士は、

 

   「あぁ、ここね!」

 

言った。 予診が終わると、歯科医師やって来て、A士が問診の結果を報告した。

 

   「右上の5番か6番の様です」

 

つまり、第2小臼歯か、第1大臼歯だろう・・と言うのだ。 私は、前者だと思った。 と言うのは、下の第1小臼歯の先が尖っているので、咬合時に上の第2小臼歯に当たり、少し凹んでいるのだ。 勿論、食事の時に食物が溜まらない様に気を付けてはいるが、器質的問題なので、如何ともし難い。

 

   「いつ頃から、痛いんですか?」

 

と訊くので、私が一昨日からと答えると。さらに、痛みの程度を訊いて来た。

 

   「ズキーンと・・です」

 

と答えた。 すると、歯科医師は、

 

   「痛みが強い場合は、神経(=歯髄)を殺しちゃう方法もあるけど、急性のようだから、×××を被せとこかなぁ?」

 

と言った。 すると、A士は

 

   「そうですね、×××でイイと思います」

 

と答え、何か準備をして、それを歯科医師に渡した。 彼は、それを右上の小臼歯に塗り、自分の指で抑えた。

 

   「はい、口を濯いで下さい」

 

と言い、治療は終わった様だ。 早い・簡単・痛く無い・・と言う訳で、余りにもアッサリと終わり、拍子抜けをした。 私は、①リドカイン(麻酔薬)を打って10分程したら、②病変部を削り、③型を取って、④臨時の詰め物する。 そして後日、⑤詰め物を取り、⑥出来上がった型の、歯への当たりを調整し、⑦セメントを用いて接着し、10分程待ち、⑧はみ出したセメントなどを取り除く・・というプロセスを経るものと思っていた・

 

   ――――――――――――

 

こうして、余りにもアッサリと終わった。 しかも、費用はたった200円(健康保険適用、1割負担)だった。 

 

そう言えば、以前、同様の事例で、被せ物の材質に

 

   「セラミックはいかがですか? 健康保険の適用外となりますが・・」

 

歯科医師に言われ、値段を訊いたら9万円だと言う。 私は思わず、

 

   「健康保険の範囲内で、お願いします」

 

と答えた事があった。