消化器内科にて
脳神経内科の診察が終了したので、妻と私は消化器内科の待合室に移動した。 すると、受付番号が3人目に掲示された。 つまり、現在診療中の患者を含め、3人目だ。 多科受診でも、連携が良い。
暫く待つと、診察の順番となった。 入ると、W医師がモニターの方を向いたまま、
「今日は・・」
と先に声を掛けた。 マスクをした横顔であるが、眼は大きく、チャンと化粧していた。
以下は、W医師の診断である。
① 便潜血検査・腹部超音波(エコー)検査の結果については、言及が無かった。
② 内視鏡検査の結果、ピロリ菌がいる証拠は無かった。 但し、感染の痕跡がある。
すると、W医師は私に尋ねた。
「ピロリ菌の検査は、した事がありますか?」
「ハイ、こちら(の病院)で、血中の抗ヘリコバクター・ピロリ抗体を調べました。 ・・が、陰性でした」
つまり、W医師はその検査結果はカルテで知っていた様だが、その後の検査の有無を知りたかったのだろう。 そして、こう説明した。
「ピロリ菌に感染した痕跡はありますが、今は感染していません。 ですから、(健康)保険を使っては、除菌できません。 そこで、今後、1年に1回は内視鏡で診た方が良いですね」
と言う事らしい。 そして、処方についてこう訊いた。
「お薬は、要りますか?」
でも、症状も無いので、不要な旨を申し出た。
以上で、消化器内科の受診を終えた。 しかし、救急搬送時の病名についての言及はなかった。
きっと、逆流性胃腸炎だったのだろう。 まぁ、一年後にまた来よう。
こうして、私の救急搬送事件は、全て終わった。 一体、あの痛みは何だったのだろう。 今も、ナゾである。
続いて、今日はリハビリに行く予定だ。