パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

気功13―筋肉不足?

もう一点は、筋肉についてであった。 私の体の筋肉が、落ちていると言うのである。

 

   「二ヶ月前に見せてもらった時より、落ちているの。 自分で、そう感じた事ってない?」

 

   「・・ 特には ・・」

 

と、答えたものの、そう言われれば5月中旬から歩行障害が一層進んだ感はある。 ただ、これが筋肉の低下にどの様に、そしてどの程度関連しているのかは、私自身分らない。 しかし、ADL/QOLの維持のためには、筋力が高い方が良いに決まっている。

 

   「あのね、筋肉って直ぐに落ちるけど、元に戻すのはとっても大変なの・・」

 

   「えぇ・・」

 

   「例えば病気で一週間床に着いたら、筋肉は弱って立ち上がれなくなってしまうけど、じゃぁ、一週間(筋トレを)頑張ったら(筋肉は)元に戻るかと言うと・・」

 

   「戻りません」

 

   「だから私は、こんな練習をしてしるの」

 

と言いながら、両腕を上げて、動かして見せた。 その格好は肘を直角に曲げて、左右に広げるものだった。 すると、肩胛骨が寄る。 更にその腕を広げると、背中の方に20°程寄り、胸はグッと突き出された。 結構、ボインである。(><)

 

   「私ね、毎日(練習を)やってたら、ホラ、ここまで拡がる様になったの!」

 

確かに驚異の柔軟性である。 更にその格好のままで、腕全体を上下して見せた。

 

   「ホラこうすると、肩甲骨が動くでしょ。 すると、代謝も上がるのよ」

 

と、教えてくれた。 なる程、納得である。