パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

芝生の手入れ

 

4月の上旬は、暖かい日を選んで園芸に勤しんでいる。

 

例えば、ベニカナメ。 赤芽の美しい季節を迎えるが、上に伸びて欲しくはないので、頭頂部を充電式のヘッジトリマーで揃えて置く。 だが、電動式の刃物を持って歩くのは、怖い。 ついユックリと歩む事になるが、所詮は「趣味の園芸」、何も急ぐ仕事でもなければ、仕上げのタイムリミットがある訳でもない。 更には、万が一の転倒時に手にケガを負わない様、手袋をする。 そして、

 

   (転びそうななったら、工具を捨てて身を守れ!)

 

と自分に言い聞かせながら、ベニカナメのクネまで歩いて行く。

 

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4月も上旬となると、芝生に雑草が目立ってくる。 一生懸命咲くタチツボスミレも芝生にとっては、邪魔者でしかない。 それにスズメノカタビラが、花を付け始めた。

 

   http://f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20140405/20140405205856.jpg?1396823694

 

そこで先ず、大きな草を除草フォークで抜き、続いて除草剤を撒布した。 除草剤・・と言っても、芝用の『選択性除草剤』である。 タチツボスミレの様な双子葉植物には100倍のMCPPを、スズメノカタビラの様なイネ科植物には200倍のアージランを、更に10000倍の展着剤(ダイン等)を混用して撒布する。

 

とは言っても、薬液の調合は私が行なうが、散布は妻にお願いした。 タンクを携えて歩くとバランスを失い転ぶ危険があるからだ。 特に半分位の薬量になると、液がタンクの中でタッポタッポ揺れてそのリスクが高まる。

 

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そして次は、芝の伸びしろの整地を行なった。 これは、芝刈り機の刃を傷めないためだ。 去年も行なったが、伸びた芝で埋まってしまった。 一年で50cm程、伸びて行く。

 

具体的には、トンボで表層の石を寄せながら均し、平面度を確保して行く。

 

   http://f.st-hatena.com/images/fotolife/P/PSP-PAGF/20140406/20140406161829.jpg?1396823608

 

文字にするとこれだけだが、病を抱えた身には、結構な重労働である。 午前中に終わらせたが、午後には転寝をしてしまった。

 

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今年は、出来た。 だからと言って、来年も出来る保証はない。 もし私の症状が進み、園芸作業が出来なくなったら、一体、これだけの芝生を誰が維持するのだろう?

 

そう思うと「園芸もリハビリの内」と信じて、頑張るしかない。