パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

歯科へ

20136月の末、私は掛かり付けの歯医者に電話をし、初診の予約をした。 半年ごとに歯科に通い、歯石を取って貰っているからだ。 

 

・・とはかり、思っていた。 しかし、診察券の予約日の記録を見ると、前回の受診日は去年の10月だった。 その前が12月(つまり、一昨年)だったのだ。

 

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予約時刻の5分前に到着したが、待合室には誰もいなかった。 予約時の電話で、こちらの希望日・時間が通る分けだ。 事実、すぐに診察室に呼ばれた。 担当は、いつものA歯科衛生士(女性)だ。

 

   「暫くぶりなので、歯周ポケットの深さを測りますねぇ」

 

と言いながら、A士は先の尖ったプローブを歯肉の間に入れた。 「チクン」とか「ズキン」とか言うレベルではない。 その余りの痛さにアドレナリンがドバっと出て、全身から発汗した。

 

   「痛かったら、左手を上げてくださいね?」

 

とは言ってくれるけれど・・

 

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一通り調べて、現在の状態の評価をしてくれた。 それによると、もうボロボロである。 例えば「歯周ポケットの深さは最大で5mm」、これは危険域らしい。 更には、「歯石の付着:あり」、「歯の動揺:あり」、「歯肉炎:あり」等。

 

こうして評価が終わると、いよいよ歯石取りが始まった。 脳天に響く超音波スケーラーの「ギー」と言う音と振動は、いつになく不気味である。 時間にしたら、15分間くらいなのだろうが、

 

   「では、お口をすすいで下さい」

 

と、暫し拷問から解放されるまでの時間が、30分間位に思えた。

 

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こうして、2回ほどの通院で治療を終えたが、

 

   「前回はお時間が空いちゃったんですが、半年に1回はいらして下さいねぇ」

 

と言われてしまった。 でも、パーキンソン症候群の症状が進む中、半年後にこうして通院できるのだろうか?