パーキンソン病/症候群の闘病記です。 同病の方々のご参考になれば幸いです。

idやURLのPSPとはパーキンソン症候群の中の進行性核上性麻痺、PAGFとはPSPの非典型例である純粋無動症の事です。

リハビリ270―動作の切り替え

7月も末に近い某日、総合病院でのリハビリがある日だ。 猛暑日が続く中、妻の運転で出掛けた。 7月は、結局、4回のリハビリを実施した事になる。

 

今回のリハビリの課題は、動作の切り替えらしい。 と言うのは、私の症状の一つに「動作緩慢」があり、転倒時の怪我のリスク要因となっているからだろう。

 

例えば、台に仰向けになった状態から、なるべく早く起立する。 それには一旦寝返って、四つん這いから蹲踞か高這いになり、そこからバランスを取りながら立ち上がる・・ 私の場合は、6秒掛かるらしい。 

 

また、台の上で両膝立ちになり、片足を前に出して片膝立ちになる練習もした。 

 

   http://www1.parkcity.ne.jp/kzmsw/SAVE0040.gif 

 

しかし、脚が思う様に上がらず、引きずってしまう・・ すると、I士から檄が飛ぶ!

 

  「もっと(動作を)大きく! 足の裏全体で、強く床を踏み付ける様に!」

 

まぁ、「(それができれば、苦労は無い)」のであるが・・

 

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続いて、靴を履いて起立した。 I士はそのまま、私に蹲踞(そんきょ)する様指示した。  この時、両腕は上(バンザイ)、水平(キョンシー)、下(ダラリ)のどうでも良いらしい。 そして、10秒間に何回上下できるか、やってみよ・・と言う。 

 

そして、ヨーイドンでやると、6回だった。

 

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次に、同じく床に起立し、私は私の正面で丸椅子に座ったI士の両肩に両手を置き、

 

   「では、ジャンプしてみて下さい」

 

と言われた。 私は両足で軽く、数回ジャンプした。 すると今度は、

 

   「片足で立ってみて下さい」

 

と言うので、バランスのチェックかと思い、重心を左足の持って来られる様、躰を左に寄せ、右足を床から離した。 すると、

 

   「右足をもっと持ち上げて! もっと、そう、もっと!」

 

と言うので、右膝を折った。 

 

   「その状態で、片足でジャンプできますか?」

 

と言うので、やってみせた。 要は「片足ケンケン」である。

 

そして、左右の足を換えて「ケンケン」をした。 もう、次の指示は分かっている。 左右を交代しながらの「ケンケン」と、そこに両足でのジャンプを入れる「ケン(左)ケン(右)、トン(両足)」である。

 

まぁ、筋肉と筋力はあるので、


   「イイッスねぇ・・」

 

と合格を貰えた。 シンメトレルの効果だろうか?