リハビリ249―I士の結婚
2015年4月上旬、リハビリの日となった。
妻の運転で総合病院に行き、M医師の予診を受けた。 流石に毎週・毎週受診すると、大きな変化も無く、問診も殆んど形だけである。
「別に、お変わりはないですか?」
「えぇ・・」
「体調に問題はないですか?」
「ハイ」
と。 ま、症状が急変せず、体調も良いのは、それはそれで良い事であるが・・
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さて定刻、I士による施術が始まった。
先ず、直立姿勢を見て、上体の柔軟度をチェックした。 そして下肢、胸郭、肩とストレッチやマッサージを施して行った。
その中で、今回初めてマッサージを受けた場所があった。 そこは、骨盤の内側である。
骨盤が一番外に張り出している場所の5cm程、内側である。 そこは凹部になっていてってそこにI士が指を立てるのであるがこれが気持ち悪いのである。
即ち、腱を伸ばすために指先でグリグリするのであるが、その感触を何と表現したら良いのだろう・・ くすぐったい訳ではないのに、力が入らない・・と言うか、矢張り「気持ち悪い」としか言えない。
そして、ハムストリングスのストレッチを行い、月初なので「リハビリテーション総合実施計画書」を書いて、リハビリを終えた。
最後に今後の予約を確認する段になった時、I士がこんな事を言った。
「あのぉ・・ 5月○日から×日まで、結婚式があるのでお休みを頂戴します。」
ん? 式に出席するなら、一日だろ? もしかして・・ と思ったら、妻がツッコンだ。
「ご結婚なさるんですか?」
「えぇ・・」
「おめでとうございまーす!!!」